「中国が少数民族の人権を侵害」
中国の少数民族は急速な経済発展から取り残されており、彼らに対する人権侵害や差別が幅広く行われていると共同通信が25日付で報じた。
共同通信によるとニューヨークに本部を置く国際人権団体の「中国人権」とロンドンの人権団体「少数民族の人権を擁護する国際グループ(MRG)」は中国国内の少数民族について共同の報告書を発表し、これらの内容を明らかにした。
報告書によると、チベットやウイグルなど5つの自治区では最高責任者である党書記は漢族出身者が独占しており、現地の少数民族には名前だけの地位しか与えられていないと指摘した。
さらに報告書では少数民族による言論活動は「分裂主義」として厳しく弾圧されており、中国全体の政治犯の90%は少数民族出身者が占めていると明らかにした。
報告書ではまたウイグル自治区の就職説明会では「ウイグル族お断り」という張り紙が珍しくないなど、差別が行われている事実を明らかにした。
言語面でも実質的に漢族の中国語が優先で、少数民族の宗教活動にも厳格な監視や規制が行われていると報告書は紹介した。