中国大都市の小学校、9月から「反腐敗教育」開始
【北京=竹腰雅彦】中国は9月の新学期から、北京、上海、広州など大都市の小学校に「反腐敗教育」を導入する。
共産党員や政府官僚の汚職が深刻化する中で、青少年の思想・道徳教育を強化する目的で、腐敗問題への当局の強い危機感を示している。
中国教育省によると、対象は小学5、6年生で、腐敗問題に関連し、基本的な善悪の観念、法律意識などを養うことが柱だ。小学生段階で反腐敗教育を行うことには、一部に「大人の病気なのに、子供に薬を飲ませるようなもの」(中国紙)との懐疑論も出た。
ただ、教育省は「反腐敗活動は共産党の存亡にかかわる」などとして必要性を強調、実施を指示している。
現在、中国で汚職や職権乱用などの規律違反で処分される党員は年に約17万人。中国の華僑向け通信社「中国新聞」(電子版)によると、改革・開放以来、海外などに逃亡した汚職官僚は約4000人に上り、持ち逃げされた金は500億ドル(約5兆4000億円)を超える。[ 2005年8月31日18時52分 ]
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