平均より17年短命 アボリジニ、生活恵まれず
2005年 8月27日 (土) 10:03
【シドニー27日共同】オーストラリアの先住民アボリジニ(トレス海峡島しょ民を含む)の平均寿命が国民の平均より17年余り短いことが26日、オーストラリア統計局が発表した先住民の健康・福祉に関する報告で分かった。
住宅などの生活環境が悪いためで、失業率も非先住民より8ポイント高い。報告書は「先住民は他のオーストラリア人に比べ、社会的に重要な分野で依然、恵まれていない」と指摘している。
報告書によると、先住民の人口は2005年半ばの段階で推定49万2700人で、全人口の2・4%。国民の平均寿命は男性76・6歳、女性82・0歳と、世界的にも長寿国の上位にあるが、先住民は男性59・4歳、女性64・8歳にとどまっている。
また、15歳以上の先住民の36%は身体的な障害や長期的な病気を持っており、日常生活で支援が必要な人は非先住民の少なくとも2倍に上るとみられている。