ホルモン補充療法、日本では乳がん減 厚労省研究班調査
2005年12月 4日 (日) 12:50
女性の更年期障害の「ホルモン補充療法(HRT)」は、海外の研究結果から乳がんにかかる危険性を高めると知られているが、厚生労働省研究班調査の中間解析では、使っていない人に比べ乳がんの発症リスクが3割ほど低くなることがわかった。日本では使用期間が短い、ホルモン剤を1種類しか使わないことが多い、などが逆の結果が出た理由として考えられる。HRTの是非は世界的に論議の的になっており、今回の結果は注目を集めそうだ。
9日に米国サンアントニオで開かれる乳がん学会で発表される。
研究班は昨年9月から今秋にかけ、国内7施設において、45~69歳の乳がん患者2547人と一般女性2113人を対象に、HRT経験の有無を調べた。
乳がん患者のHRT経験者は132人(5.2%)で、一般女性の方が経験者は162人(7.7%)と多く、統計上、HRTをした方が乳がんになるリスクが34%低かった。
HRTの使用期間は、半数近くが1年未満で、約8割が5年以内だった。多くは卵胞ホルモン(エストロゲン)だけで、黄体ホルモンを併用していたのは1割ほどだった。
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