米軍、イラク紙に親米記事提供か 政権内部にも懸念の声
2005.12.02Web posted at: 13:38 JST- REUTERS
ワシントン(ロイター) イラク駐留米軍がイラク現地紙に親米的な内容の記事を提供し、掲載と引き換えに報酬を支払っていたとの報道をめぐり、米ホワイトハウスのマクレラン報道官は1日、「強い懸念」を表明し、「国防総省に詳しい説明を求めている」と述べた。この問題については、与党共和党の議員らからも懸念を示す声が上がっている。
問題の発端となったのは、11月30日付の米紙ロサンゼルス・タイムズに掲載された記事。米軍の「情報作戦」部隊が、駐留米軍について好意的な記事を執筆し、英語からアラビア語に翻訳した上で、複数のイラク紙に掲載させていたとの内容だ。同紙はさらに、米軍が米国への好印象を植え付けるため、イラクの新聞社やラジオ局を買収していたとも伝えている。
これに対し、イラク駐留米軍のリンチ報道官は「イラク国民に情報を伝えることによって作戦の遂行を助けることはあるが、すべての情報は事実に基づいている。われわれはうそをつかないし、つく必要もない」と語った。
一方、上院軍事委員会のジョン・ウォーナー委員長(共和党、バージニア州選出)は、同委員会がただちに国防総省に説明を求めたことを明らかにした上で、「事実とすれば、米軍への信頼感やイラク報道機関の独立性を損ないかねない行為だ」との声明を出している。
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