メルケル独首相の夫は謎だらけ=「オペラ座の怪人」の異名も
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【ベルリン23日】ドイツ初の女性宰相となったアンゲラ・メルケル首相(51)の夫とは何者なのか?あまりに乏しい情報に今、ドイツ国民の多くが気を揉んでいる。(一枚目の写真はバイロイト音楽祭にそろって登場したメルケル夫妻)
メルケル首相の夫、ヨアヒム・ザウアー氏(56)については、▽ベルリン・フンボルト大学教授を務める優秀な化学者▽メルケル首相とは再婚同士で、前妻の間に2人の子供をもうけている▽旧東独出身――程度の情報しか伝わっておらず、そのプライバシーは分厚い神秘のベールに包まれている。
22日、メルケル女史を首相に選出した連邦議会の本会議にも、ザウアー氏は姿を見せなかった。ベルリンの新聞がインタビューを申し込んだところ、「研究者ないし大学教授としての仕事に関すること以外、新聞記者には何も話さないと決めている」とのにべもない返事が返ってきたという。
ザウアー氏の出身地も謎だ。メルケル首相の伝記作家であるゲルト・ランググート氏は旧東独ザクセン州の小さな町ホイヤースベルダでベーカリー・ショップ経営者の息子として生まれたとしているが、地元住民は「ベーカリー・ショップを経営していたザウアー一家の名は聞いたことがない」と口をそろえる。また、ザウアー氏の出生記録も見つからなかったという。
メルケル首相とザウアー氏の出会いも謎だ。首相自身、物理学者であり、1980年代前半には東独科学アカデミーで出会ったようだが、交際が始まったのはいつかは分からない。別の伝記作家によれば、東独に恐るべき監視網を構築していた旧東独秘密警察(シュタージ)の資料には、2人が84年に昼食を共にしたとの記録が残されていたという。
メルケル夫妻が並んで公衆の面前に登場するのは極めて稀だが、毎年恒例のバイロイト音楽祭には姿を見せるため、ザウアー氏は「オペラ座の怪人」(週刊誌シュテルン)のあだ名まで頂戴してしまった。日刊紙ウェルトによれば、夫妻の別荘があるドイツ北東部の村ホーエンスワルデで、ザウアー氏は村の催し物にやってきたものの、村人と全く口を聞こうとせず、村人をあきれさせたという。〔AFP=時事〕
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