ワニの血液が強力な抗生物質の原料となる可能性=科学者
[シドニー 16日 ロイター] 爬虫類の免疫系がHIVウイルスを殺すと試験で明らかになったことを受け、オーストラリアの科学者らは、強力な抗生物質の開発を目指してワニの血液採取に乗り出した。
ワニの免疫系は人間のものよりはるかに強力で、縄張り争いで深い傷を負ったり体の一部を失った後も、生命の危険のある感染症からワニを保護している。
豪ノーザン・テリトリー(北部準州)でワニの血液標本を採取している米科学者マーク・マーチャント氏は、「ワニたちは互いに体をむしり取る。これだけの細菌がいる中で暮らしているにもかかわらず、ワニは通常ほとんど感染症にかからずに、非常に早く回復する」と述べた。
オーストラリアの科学者アダム・ブリトン氏はロイターに対し、ワニの免疫系は、感染直後に細菌を直接攻撃するため、人間のものと異なった仕組みで機能すると説明。「ワニの免疫系は細菌と結合し、バラバラにして爆破する」と述べた。[ 2005年8月17日17時7分 ]
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