ナポレオンの死因は胃がん・スイス学者ら
【ブリュッセル8日共同】胃がんが死因とされながら、毒殺か病死かで論争が続くナポレオン一世(1769―1821年)をめぐり、スイスの病理学者らがこのほど、死亡前に体重が急激に減少していたことを突き止め、死因は胃がんとあらためて結論づけた。
研究発表したのは、スイスのバーゼル大学病院の病理学者リュグリ氏ら。ナポレオンが生前に着用していた9着のズボンのサイズなどから体重の変化を計算。1820年に身長167センチ、体重90.7キロだったナポレオンが、21年5月の死亡時には75.7キロまで体重を減らし、特に死亡直前の5カ月間に11キロもやせたことが分かった。
ナポレオンは20年秋に既に胃がんを患っていたことが明らかになっている。
毒殺説の根拠はナポレオンの毛髪から高濃度のヒ素が検出されたことだが、リュグリ氏らは、当時はワイン貯蔵用のたるなどを微量のヒ素で消毒しており、大のワイン好きだったナポレオンの体内にヒ素が残留していても不思議はないと説明している。〔共同〕 (10:49)
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