トラウマが細胞の新生阻害 金沢大、マウスの脳で実証
トラウマ(心的外傷)を残す激しいストレスを経験した場合、脳で新しく作られる神経細胞の数が、ストレスを受けてから一定期間後に激減することが6日までに、金沢大薬学部の米田幸雄教授(神経化学)のマウスを使った研究で分かった。
米田教授は「心的外傷後ストレス障害(PTSD)が動物の脳で神経細胞の新生を阻害することを実証したのは世界的に珍しい」と話している。
人間でもPTSDの患者には脳の記憶をつかさどる「海馬」が委縮する症例が多いことが知られており、米田教授は「今後、人間の脳の委縮との関係についても追究したい」としている。
米田教授は、マウスを狭いおりに入れ、メトロノームの音を聞かせながら3時間水に浸すストレスを与え、脳の変化を分析。実験後、マウスの海馬で作られる細胞の数が緩やかに減っていき、5日後に急激に減少した。2005年05月06日(金)
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