椎間板ヘルニア、原因遺伝子を発見 理研などのチーム | 特亜祭り

椎間板ヘルニア、原因遺伝子を発見 理研などのチーム


 腰痛などを起こす椎間板(ついかんばん)ヘルニアへのかかりやすさを決める原因遺伝子の一つを、理化学研究所や富山医科薬科大などのチームが発見した。発症は遺伝的要因が大きいことは知られていたが、原因遺伝子の特定は世界で初めてという。今後、他の関連遺伝子も見つけ、早期診断法や治療薬の開発につなげたい考えだ。2日付の米科学誌ネイチャー・ジェネティクスの電子版で発表した。


 椎間板ヘルニアは国民の1%程度がかかり、根本的な原因は不明で、有効な治療法も限られる。


 理研の池川志郎チームリーダーらは、関節の軟骨の老化に関係する「CILP」という遺伝子に着目、椎間板ヘルニアとの関連を調べた。約470人の患者と約650人の健康な人を調べると、患者の25%で、この遺伝子の塩基配列の一部に違いがあった。健康な人で違いがある人は17%だった。このタイプの人の発症リスクは約1.6倍に高まるという。


 さらに、この遺伝子の働きが強いと、軟骨細胞にできた傷の再生を妨げることも確認できた。


 海外の調査では、椎間板ヘルニアの発症要因の7割以上は遺伝的な影響とみられている。チームは、5~10個の遺伝子が発症に関与すると推定。さらに、腰へのストレスや喫煙歴など環境要因が加わると、発症しやすくなるとみている。2005年05月02日(月)


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