星誕生の領域形成の「瞬間」東大グループが観測 | 特亜祭り

星誕生の領域形成の「瞬間」東大グループが観測

 東京大学、国立天文台などの研究グループは19日、星が大量に生まれる領域である星間分子雲が、銀河系の円盤部で形成される様子を観測したと発表した。

 円盤の渦巻きを描く部分で、宇宙空間を漂う水素、ヘリウムなどのガスがぶつかり、密度が上がって星間分子雲になる瞬間を世界で初めてとらえたもの。銀河の構造と星の誕生の関連を明らかにした。


 岡朋治(おか・ともはる)東京大学助手らは口径18センチの世界最小のサブミリ波望遠鏡を開発、2003年9月から11月にかけ、チリの標高4800メートルの高地で銀河系の円盤部を観測した。


 その結果、太陽系よりも銀河の中心部に近く、地球から2万8000光年離れた渦巻きの「腕」の周辺に、炭素が分布していることが分かった。「腕」は若く明るい星が多いために、渦に見える部分。


 銀河系の円盤部を秒速200キロで回転するガスが、「腕」の強い重力にとらえられて密度を上昇させ、星間分子雲の成分である一酸化炭素を合成する直前の状態と考えられる。星間分子雲ができるまでには数百万年かかる。


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