多胎妊娠の減数手術…三つ子で4割、四つ子は7割
不妊治療で妊娠した複数の胎児を人工的に減らす「減数手術」が、三つ子の妊娠例の4割、四つ子以上では7割で行われていることが徳島大の調査でわかった。
「耳で英語を勉強できる無料e-mail学習ツール」減数手術は母子の危険を減らす一方、胎児の生命を選択的に絶つことの倫理問題を指摘する声も多く、今後論議を呼びそうだ。この結果は4日、京都市で開かれている日本産科婦人科学会で発表された。
調査は、体外受精を実施している全国588施設を対象に、2000~02年の3年間に発生した三つ子以上の妊娠について尋ね、45%にあたる262施設から回答があった。その結果、三つ子以上の妊娠570例のうち228例(40%)で減数手術が行われていた。
三つ子では519例中191例(37%)で行われ、そのうち161例は双子に、30例は1人に減らされていた。四つ子以上では51例中37例(73%)が双子か1人に減数手術されていた。
過去の調査と比較すると、1994~96年では三つ子以上の22%、97~99年では33%で減数手術が行われており、年々実施率が高まっていることがわかった。
多胎妊娠を防ぐため、同学会の会告は、体外受精で子宮に戻す受精卵を3個までに制限しているが、今回の調査では4~6個移植しているケースもあった。
同大の松崎利也講師(女性医学)は「まず多胎妊娠を防ぐべきだ。子宮に移植する受精卵数を2個までに制限するよう、学会会告を見直す必要があるのではないか」と訴えている。
ハングリーフォーワーズジャパン