最小の恒星を発見、木星とほぼ同じ大きさ
南米チリにある欧州南天天文台(ESO)は3日、これまでで最も小さな恒星を見つけたと発表した。質量は太陽の10分の1を下回っており、自ら光らない木星とほぼ同じ程度の大きさしかないという。
この星は、りゅうこつ座の方向にあって、太陽と似た星の周りを7.3日の周期で回っている。精密に観測した結果、質量は木星の96倍あるものの、大きさは16%ほど上回っているだけだと分かった。
星の中心部で起きている核反応は非常に弱く、明るく輝くことはできない。「褐色矮星(わいせい)」と呼ばれる珍しい星の一種だ。
恒星には、太陽の質量の数十分の一程度のものもあるとされる。ESOによると、太陽の質量の8分の1以下の星で、正確な大きさが分かっているものはこれまでなかった。観測チームは「もし、未来の宇宙船がこうした星に近づいて写真を撮影できても、恒星なのか、自ら光らない惑星なのかを見分けるのは難しいだろう」と説明している。2005年03月04日(金)
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