薄くて曲がるフィルム状MPU、セイコーエプソン開発 | 特亜祭り

薄くて曲がるフィルム状MPU、セイコーエプソン開発


 セイコーエプソンは薄くて曲げられるフィルム状の超小型演算処理装置(MPU)を開発した。曲げられるディスプレーである電子ペーパーの頭脳部分に使えるほか、丸めて持ち運んだり複雑な形状に張り付けたりできるパソコンにも応用が期待できる。

 今回試作したのは家電の制御などに利用されている8ビット級MPUで、厚さ0.2ミリ。低温ポリシリコンTFT(薄膜トランジスタ)というタイプの電子回路をいったんガラス基板上に作ってからフィルム状樹脂に転写して張り付けた。

 すでに電子ペーパーの開発が活発だが、実用化には制御回路のMPUも同様に曲げられるようにすることが課題だった。また、シート状のパソコンや携帯情報端末、曲げても壊れないICカードの実現につながる。

 研究成果はサンフランシスコで開かれている著名な半導体学会、国際固体素子回路会議(ISSCC)で発表。MPUの集積度を今回の100倍以上にできるとみて今後改良を進める計画で、実用化は4―5年後という。


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