人口増でCO2激増の見通し=既に手遅れか
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【トゥール(フランス)19日】世界110カ国の科学者2000人が出席してフランス中部のトゥールで開催中の人口会議で19日、人口の増加と途上諸国の経済発展に加えて先進諸国が温暖化ガスを削減できない見通しのため、世界は2酸化炭素(CO2)の激増に直面するだろうと英国の学者が警告した。(写真はスモッグに覆われるロサンゼルス)
ロンドン・スクール・オブ・エコノミクスのティム・ダイソン教授(人口学)は、「我々はソリに乗って崖から飛び降りたようなものだ。温暖化は世界のすべての人を苦しめるだろう」と述べた。ダイソン教授によると、1人当たりのCO2排出量が2000年水準にとどまったとしても、人口増により世界の排出量は今後50年間に27%増の296億トンに増加する。世界人口は現在の65億人から50年後には90億人に増える見通しであり、先進諸国の1人当たりの排出量が40%減少したとしても、途上諸国の人口増により相殺される。
同教授によると、途上諸国のCO2排出量が倍増し、先進諸国の排出量は増えなかったという最良のシナリオの場合でも、世界の排出量は50年までに00年水準を90%上回る。しかし現実には先進諸国は排出量を削減できないでいる。〔AFP=時事〕 [時事通信社:2005年07月20日09時59分]
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