"Road to the Temple" 攻略

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大変長らくお待たせしました。

新譜についてのブログ、書こうとしてもなかなか思うように筆が進まず、気付けばこんな年の瀬になってしまいました。申し訳ない。

来年の抱負の1つに"更新するする詐欺卒業"を追加しておきます。


年末年始のゆったりとした時間の中で、のんびり読んでくださいませ。



では早速、

"Road to the Temple" を解説して参ります。







1曲目、

MONKEY MAGICMV



日本を代表するプログレバンド ゴダイゴの言わずと知れた名曲である『MONKEY MAGIC』

今回この曲をカバーするに至った理由は「好きだから」という単純なものです。


高校時代に今来の家に集まってゴダイゴのDVDを観ながらみんなで「カッケェなー!」なんて言ってたのも良い思い出。

数年後カバーする事になるとは思いもせず、ただ単純に好きでよく聴いてました。


カバーすることになって改めてゴダイゴの曲を聴き返してみると、僕らが生まれる10年程前にこんなに前衛的な音楽をしてたのかってしみじみ感じさせられました。実に恐ろしい。

てもだからこそ今の音楽シーンにも負けない面白みのあるカバーに仕上がると確信して、より熱が加わり今のアレンジに辿り着きました。

懐かしさと新しさ両方を兼ね備えた不思議なバランスに仕上がったのではないでしょうか。


ゴダイゴ聴いたことなかったって人はこの機会に是非。






続いて2曲目、

『エキゾチックマイナー』



一曲目『MONKEY MAGIC』の余韻を切り裂く様なイントロで始まるこの曲は、RttTの中で1番最後に完成しました。


レコーディングがすぐそこまで迫っているギリギリの段階で仕上げた分、勢いのあるキラーチューンに結果的にはなったかなと思っています。

タイトルの由来は曲のキーがEmであるところから。


気が付いた人もいると思いますが、この曲の歌詞にはodd fiveのこれまでの楽曲が登場します。

高校時代の今は全くやっていない曲は除いて、

1st mini 『動仏園』

1st single 『韃靼人の憤り / 仏前ニテ』

2nd mini 『奇奇奇奇』

配信『狼煙』『曼荼羅』『奇術師ヴァーノン』

の全ての楽曲の背景や語呂をもじって登場させています。

気付かなかった!って人は今一度歌詞を読んでみてはいかがでしょうか。


odd fiveの歴史を感じてくださいませ。







続いて3曲目、

SKA SHARAKU



この曲は先ほどと打って変わって、配信三曲と同時期に完成していた曲です。

初披露は去年の年末やったかな?

その為、配信で『SKA SHARAKU』が来ると思ってた人も少なくないと思います。


この曲は、誰しもが経験するであろう「後悔」という感情を正体不明の浮世絵師 東洲斎写楽の人生になぞらえた曲になってます。


正体も明かさず、一年足らずの短い活動で忽然と姿を消した東洲斎写楽は、活動当時あまり評価が高くありませんでした。

しかし、姿を消した後その作品はじわじわと評価されていき、今では「彼は一体何者だ」と多くの人が彼を焦がれるほどになりました。


その"失ってから気が付く"といった流れは

人生で何度も経験することだと思います。

だからこそ珍しく、3回あるサビの歌詞に変化をつけずに完成させました。


サウンドの軽快さとは裏腹に、ちょっぴり切ない写楽を焦がれるラブソングは、笛のドタバタ忍者コメディ感とピアノソロが最高にクールです。



後悔先に立たず!






続いて4曲目、

『セイレーン』



CDの帯やポスターに書かれている

"途方もなく世界は広く

    「幸せ」という何かを求め彷徨う"

という歌詞が登場するこの曲は、

僕が抱えている悩みをテーマにしました。


美しい歌声で船乗りたちを誘い難破させる

ギリシア神話の海の怪物セイレーンの姿を借りて登場させたものは"己の心の弱さ""甘え"です。

苦しい事があるとついつい楽な方、自分が傷付かない方へ逃げてしまう。

そんな自分の心との戦いを描きました。


"何かを素晴らしいと心から思えるのは、悲しくなったり虚しくなったり、苦しい事があるからこそだ"といつまでも思い続ける為の、この曲はある意味自分への戒め。

歌い続けることに意味があるのかなと思っています。


三拍子って素敵よね。

個人的裏リード曲。






続いて5曲目、

『果テハテ』



RttT唯一の今来作詞のこの曲、

遺憾無く今来節が炸裂しています。


リリース前に"変態が爆発している"と表現した通り歌詞も構成もサウンドも、どこを取っても一筋縄ではいかない「そうくるか!」の連続で、あっと言う間の4分間に仕上がっております。


一見難解に思える歌詞も実はシンプルで、

音楽で大業を成し得ようとする上でぶつかる壁や困難を真正面から受け入れる覚悟と、それを乗り越えていくという姿勢を終始歌っています。

ギターソロのヒーロー感とラスサビの歌詞がお気に入りです。


この曲を叩ける様になった時の塚の嬉しそうな表情が印象深い。そんな一曲。







ラスト6曲目、

FACESMV



「後悔」や「葛藤」といった生きていく上で衝突する様々な壁をテーマにしてきたRttTのラストを飾るのがこの曲。

決して軽くはないテーマの曲たちを最後に丸く包み込む様な壮大な曲になってます。


「世の中の全てのコトが愛情起因している。」

それ以上でも以下でもなく、ただそれだけを歌いました。


涙を流せることも

悩みがあることも

誰かを傷付けてしまうことも

塞ぎ込んでしまうことも

全て何かを大切に思うからこそ。

馬が合わないのは愛情のベクトルが違うだけ

誰も悪者ではない。

求めているものは案外近くに

世界は愛に溢れている。


何よりもシンプルなこの曲で幕を下ろす

"Road to the Temple"というミニアルバム

リリースツアーはまだまだ始まったばかりです。

来年も全国のライブハウスで会いましょうね。







出会ってくれた全ての人たちに

感謝と愛を込めて。良いお年を。