ボードゲーム、アンドールの伝説は、ファンタジー世界を舞台にした協力型ゲームである。筆者はこのゲームを昨日始めたのだが、いくつか攻略に重要と思われることを発見したのでここに記録しておこうと思う。
記事の要約
・戦士はデフォルトでは最弱の敵より弱い。単独戦闘は強化してから行うべし。
・戦士の強化は単独では兜が最強。
・ダイス+1は単独では弱い強化だが、兜と組み合わせることでシナジーを発揮。
まず、このゲームの戦闘システムについて述べる。各キャラクターは「攻撃力」と「戦闘ダイス」を持っている。
たとえばプレイヤーキャラのひとり、戦士は、デフォルトでは攻撃力 2、戦闘ダイス3個を持っている。
一方、最弱の敵であるゴルは、攻撃力2、戦闘ダイス2個を持っている。
戦闘の際は、めいめいが戦闘ダイスを一斉に振る。そのなかで最大の出目を攻撃力に加算した値が、そのキャラクターの攻撃値となる。但し敵キャラは、ゾロ目を出した場合にはそれらを足し合わせて攻撃力に加算する。
たとえば戦士が6 6 3という出目を出せば、攻撃力2に最大値の6を加えて攻撃値は8となる。一方、ゴルが4をふたつ出した場合、これを合算した8を攻撃力2に加え、攻撃値10となる。
攻撃値の高い方が、低い方に対してその差だけダメージを与える。この例では、ゴルの方が攻撃値が2だけ大きいので、戦士に2ダメージを与える。
さて、ここで攻撃値の期待値(攻撃期待値)という観点から両者を比較してみよう。
・戦士:攻撃値2 ダイス3個。攻撃期待値7.0。
・ゴル:攻撃値2 ダイス2個。攻撃期待値7.1。
なんと!初期状態の戦士は最弱の敵よりちょっとだけ弱いのだ。ゴルはゾロ目の爆発力があるので、戦士のダイスひとつ分の差ではそれを埋められないのだ。
ゲーム開始直後に、いかにも弱そうなゴルに殴りかかって返り討ちに遭うのは誰もがする経験だろう。
さて、ゲーム序盤では戦士を強化する方法が3つある。
①攻撃力+1
②兜 (敵と同様にゾロ目を利用できる)
③ダイス+1個
①と②は商人のところに行って2金を払う必要があり、③は井戸の場所に行って待機すれば手に入る。
この強化により、攻撃期待値は以下のように変動する。
デフォルト:7.0
①攻撃力:8.0
②兜:8.3
③ダイス:7.2
このように、何らかの強化を施せばゴルの攻撃期待値を上回っていい戦いができるようになる。
3つのなかで単独で最も効果が大きいのが②の兜、次に①の攻撃力+1、③のダイス+1は他のふたつに比べると効果が小さい。これはかかるコストを鑑みても妥当なバランスだろう。
次に、これらの強化を組み合わせてみよう。
・攻撃力&ダイス:8.2
・兜&ダイス:9.5
・兜&攻撃力:9.3
ここで面白いことが起きているのに気づくだろうか。攻撃力+1を得た勇者が井戸の水を飲み干してダイスを増やしても、攻撃期待値は0.2しか上がらない(8.0→8.2)。ところが、兜を被った勇者がダイスを増やすと、攻撃期待値が一気に1.2も上昇するのだ(8.3→9.5)。兜と組み合わせたダイスは、攻撃力を1上げるよりも効率的な強化なのである。
ダイスが増えるとゾロ目の確率が上昇する上に、理論上の最大値も上昇するため、ダイスを増やすことと兜を被ることは非常に相性が良いのである。
これがいわゆるシナジーというやつで、単独ではイマイチな要素も組み合わせ次第で化けるのである。
兜を被り、ダイスを増やした戦士。
ここまで強化を行えば、ゴルを攻撃二回程度で倒せる公算が立つことになる。ようやく一人前の戦士である。
ちなみにこれらを全部組み合わせると攻撃期待値は10.5となるが、ゴルよりひとつ上位の敵、スクラルの攻撃期待値は11ある。おとなしく仲間と連携して倒そう。
続きができました。