きょうのこと WEST.のこと

連休が終わって、いまいち、というか明らかに身が入らない状態で自室でリモート仕事をはじめ、昼飯に味噌ラーメンを作って食べ、えーーーごめんなさい正直昼休みは終わっていたのだが13時すぎにふとメールをチェックしたらメールが届いていた。タイトルを見てもう嫌だと思ってトイレに行って用を足してもう嫌だと思いながらメールを開いたら動画リンクでもう嫌だと思いながらリンクを開いて、ああくそ、くっそ、えいや、と動画を見た。
見終えて、こんなろくでもない人間をある程度の信頼のもとに雇ってくれている会社には本当に申し訳ないと思いながらでもしゃーねーだろと開き直って家を出た。ここ最近のなかではたいそう立派に晴れた空から照らされる陽光を浴びて、くそ、いい天気じゃんか、と思った。歩きながら、こんなにつらいことがあるのか、ある、今だ、と思った。事故とか怪我とかしないようにしないとな、と、気をつけて歩いた。今の俺を記録しておかねばと謎の義務感が湧き上がって、道端で何枚か自撮りをした。異様な自我。
近所で2番目に近いスーパーに行って、なにか気分が晴れるもの、いや違う、このわけわからん意識をぶっ飛ばしてくれるものを買いたくて探したが、売り場を覗いても全然見つから無くて、とりあえずサントリーの何種のビタミンなんとか的な炭酸のジュースとアロエヨーグルトのアイス版みたいなアイスとブロックの氷を買って帰った。冷たいものばっかりだ。部屋でそれらを飲んで食べた。気は晴れなかった。
仕事に戻ってしばらくしたところでブログが更新されているのを見て、ページを開いて、小瀧さん、藤井さん、神山さん、中間さん、桐山さん、重岡さん、濵田さん、と読んだ。この3週間の辛く苦しかった思いが、その全てではないがそれなりに、しかし確実に解きほぐされていくのを感じて、正直、安堵した。
そのあとは当たり前だが仕事をした。仕事をしながら、この状態で楽しめるのだろうかと逡巡したがラジオをつけてみたら、とてもおもしろくゲラゲラ笑って聴きながら仕事をした。TBSラジオ「こねくと」に深謝。
夜になって、カラオケ行こうと思い立った。近所でいちばん近いスーパーで缶ビールとチューハイと惣菜とお菓子を買い込んで、駅の反対側のカラオケ屋へ行った。今やカラオケが飲食持ち込み自由なの、俺世代からしたら隔世の感だ。数年前に作った紙の会員カードはもう廃止になってて、アプリを入れ直した。
ルームに入って、家から持ってきたもう着る機会のないだろうウェッシャーツを羽織って、まっさきに「しあわせの花」を入れて、歌う。間髪入れずに「週刊うまくいく曜日」も歌う。結局2時間でこれだけ歌った。
しあわせの花 / WEST.
週刊うまくいく曜日 / WEST.
ウェッサイソウル! / WEST.
まぁいっか! / WEST.
POP & POP / WEST.
間違っちゃいない。 / WEST.
むちゃくちゃなフォーム / WEST.
虹をかける僕ら / WEST.
ボクら / WEST.
ムーンライト / WEST.
忘れないでいてね / WEST.
超きっと大丈夫 / WEST.
to you(2025) / WEST.
time will tell / 宇多田ヒカル
B&C(Album Version) / 宇多田ヒカル
ワールズ・エンド・スーパーノヴァ / くるり
ray / BUMP OF CHIKEN
ぼくらしく / WEST.
君はそう決めた / 坂本慎太郎
私の人生、人生の夏 / PIZZICTO FIVE
また恋に落ちてしまった / PIZZICTO FIVE
持ち込んだ酒の大半を飲み干したのに、一緒に買っていたつまみにはほとんど手を付けずじまいで、これはよくないなと思った。空きっ腹に酒はゆるやかな自傷行為だ。
部屋に帰ってWEST.の7人に向けた文章を書き始めたが上手く書けず中断して、さっき食べてなかったつまみに買った唐揚げとおにぎりを食べながら1缶だけ余ってたハイボールを飲みながらこれを書いている。
もう日付を跨いでしまった。まあ日付なんてただの数字だ。でも時は止まらない。前に進むしかない。
歌いながら、うたのなかに真実はある、と思った。
言い方を変えると、真実を見出そうとするならうたの中にしかそれはない、とすら思う。
これは普遍的なことではまったくなくあくまでごくごく超ごくごく個人的な話だけど、結局おれは音楽の中にしか、うーんいや別に「しか」というわけではないけど、音楽のなかにこそ真実を見出すのだな俺は、と思った。
WEST.の音楽は今もここにある。ここ、つまり俺の中に。WEST.の音楽は今も俺の中で鳴っている。おそらくはこれからも。
俺が思い出せば、俺が歌いだせば、WEST.の音楽はいつまでも俺とともに在る。世界からWEST.の音楽が消えてしまうときがあるとすれば、それは俺のなかからWEST.の音楽が無くなってしまった時だ。
びっくりした。この日、この夜ですらなお、WEST.の音楽はキラキラ、ギラギラ、メラメラと燃え、輝き、今日、今夜の俺を励ました。俺は励まされた。超、きっと、大丈夫、だ、と、思えた。歌って、本当にそう思えたのだ。
ほんとうにびっくりした。音楽はすごい。WEST.はすごい。そのことに7人は気づいているのだろうか。このすごさ、この得難さを、おれはもっと彼らに伝えたかった。
みんなきっと歌う機会減るんじゃない? 減るよね? もうWEST.としてのレコーディングやライブの機会は当分ないんだろうしね。
でもさ、でもね、だいじょぶ、大丈夫。その分俺が歌うから。もうめちゃくちゃ歌うから。俺がこれからも。
そしたらWEST.の音楽はずっと在り続けるんだぜ。すごいことだよこれ。もうほとんど奇跡みたいなもんだよ。わかってる? そういう奇跡みたいなことをやってきたんだよ、あなたたちは。
だから気を病むことはないよ。こっちのことは大丈夫。心配しないでいい。もう全然、全然大丈夫。
だから前向いて、胸張って、安心して、どこまでも行け。
これが今夜の俺の気持ち。明日にはきっと変わってしまうであろう、いつかはきれいさっぱり忘れてしまって二度と思い出すことはないのだろう、だからこそ書き残しておきたいと思った、忘れたくないと思った、今夜の、今の俺の気持ち。
たくさんのすばらしい表現をありがとう。心から。