ドラマ『未成年』2015年初見の感想・5~6話 | オーヤマサトシ ブログ

ドラマ『未成年』2015年初見の感想・5~6話

そうか、未成年な若者の悩みが学歴社会とかストレスとか、そう言えてしまう時代だったのかー(そのあとでヒロの反論があるけど)。
なんか隔世の感があるな。
いまなんて普通に貧困で人が死んだりする時代だからなあ。



1話の感想でも書いたけど、この作品は当時の時代性を強く反映した作品だと思う。
当然そこで描かれてる世界と2015年のいまとではだいぶ状況は変わってるんだけど、じゃあいまこの物語がまったく有効ではないかというとそんなことはなくて、例えば面接での教授とのやり取りで描かれる「大人に自分を肯定してもらえる喜び」とか、すごい普遍的な喜びや悲しみが描かれてる(と俺は思う)。

(と俺が思う)とわざわざ断りを入れたのには理由がある。
ヒロが
「500万年前の奴らも、やっぱり自分と同じように『世の中くだらねえ』って思ったのかなと思って」
と言ってたけど、いまこの作品を見て思うのは
「1995年のガキも『世の中くだらねえ』と思ってたんだな」
「いまのガキたちは2015年のこの世界をどう見てるんだろうな」
「いまのガキにこの作品はどう映るんだろうな」
という、複雑な感慨だ。



『未成年』という作品は、「物語の持つ力」を信じている作品だと思う。
フィクションだからこそ描ける真実があると信じている、そう信じていなきゃ、この物語は作れないだろうと思う。

『未成年』は、荒い。
ストーリーも、演技も、演出も、全然洗練されてない。暴力的だし、偏見や決め付けも多いし、あまりにステレオタイプな表現も少なくない。ただ、そうあることでしか描けない物語があることを身を持って証明している作品だとも思う。



で、やっぱ俺はこの作品を「2015年に生きるアラサーの準中年」としてしか見られない。いまの俺はこの物語を信じられるけど、いまの未成年たちがこの作品をどう見るのか、想像もつかない。

もしかするといまって当時より「物語」の需要は高まっている気はする。でも「物語の持つ力」じたいは、弱まっている時代だとも思う。正確に言うと『「物語を信じる力」が弱まってる時代』というか。そういう時代に生きる未成年たちは、この作品をどう見るんだろうなあ。




5話

「ちょっとだけ未来が開けて見えた」
このセリフ超いいな。30超えたいまでも、たまーに訪れるそういう瞬間があるから、なんとか日々生きていけてると本気で思う。

桜井幸子の聖母感すごい。まだ20歳とかなはずなのに…

後楽園ゆうえんち!!!!!!!!!!!!!!!1
トップスピン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!1111111111111
元遊園地ヲタな自分狂喜。

そしてなにより言いたいのが、「優秀で非の打ち所がない兄」という役どころなはずの谷原章介が、ずっとすごい頭悪いしゃべり方してるのはどういうことなんだ! 最後に出てくるセリフのリフレイン不気味wwww ある意味怪演と言ってもいいのでは。結局6話で当然のごとくモカを捨てるし。ヒロ不憫すぎる。




6話

「とりあえず次のページを捲るっきゃねえ。天国だろうが、地獄だろうが」
相変わらずモノローグがキレッキレ。

初回で書いたとおり、ヒロとデクのシーンが本当に毎回唯一の癒しになってきてる……。しかしデクのダークサイド(というか生い立ちとか怪我の原因とか)がまだ明らかになってないのがなあ。

つかまだ6回でこの展開の早さは大丈夫なんだろうか。7回のタイトル見たら「友人の死」とか書いてあるし。
死ぬんかい! まだ7話じゃん! うーーん誰が死ぬんだ? 普通にいけば反町か?
「嘘を嫌えば嫌うほど、周りから嫌われていく」
というセリフは響いたなあ。彼もまた大人の犠牲になっていく未成年なんだよな。

「傷を負っているもののほうが綺麗に見える時がある」
これは野島伸司イズムをそのまま言っちゃったようなセリフだなー。俺はそうは思わないけど。

モカの初夜報告TELにマジで心配するヒロがけなげすぎる…泣




なんか1話のなかに色々ありすぎて、感想書くのが難しくなってきた。見はじめのころ疑問だった
「デクがこの物語に必要である理由」はなんとなくわかってきたので、そのことは5日ちゃんと書きたい。ん? つか来週いっぱいで再放送終わり? 早!