ドラマ『未成年』2015年初見の感想・4話 | オーヤマサトシ ブログ

ドラマ『未成年』2015年初見の感想・4話

4話

ヒロが雨に打たれて泣くシーン。

「いきなり社会に放り出されるのが嫌で」
「兄貴や親父に見下されるのが嫌で」

というセリフのあと、一瞬カメラのピントがぼやける。
あれ、すごくよかったなあ。

あれが狙ってやったことなのか、偶然できてしまったものなのか、それはどっちでもいいし、どうでもいい。
雨の中で泣きながら吐露するヒロを見て(ああもう見てらんねえ…)と画面から目をそらしそうになったとき、急にカメラのピントが揺らいで、ドキッとした。
なんか俺のそういう心の動きを見透かされた気がしたというか。


しかしあそこで

「いきなり社会に放り出されるのが嫌で」

とか言えるんだから、ヒロはやっぱ賢いんだよなあ。
5人の中である意味いちばん“大人に近い未成年”がヒロかと。
社会性あるし、面倒見いいし。屈折はしてるけど、屈折の仕方も健康的というか。
いちばん視聴者が共感しやすいのもヒロだと思うけど、そのぶん人物造形が相当難易度高いキャラクターでもあるので、やっぱり今回もいしだ壱成すごいという感想に(←毎回恒例)


あと5人のナイーブさは、ネットと携帯がないことがでかいと思う。
いまはあそこまで純度高くナイーブさを保つことは、もう不可能に近いんじゃないかな。
すぐに外の世界(あらゆる意味で)と繋がれてしまういまと比べて、外の世界に放り出されないでいられる当時では、ナイーブの純度がぜんぜん違うと思う。

あと彼らは分かったフリしたり、諦めたり、冷笑したりしないよね。
そういうメンタルも時代背景が影響してる気がする。
いろいろな絶望を経験しながらも、諦念みたいな感じは薄いもんな。


「甲子園がかかった予選決勝でフライを取り損ねる」という青春罰ゲームの中でもダントツでキツいやつをキメてしまい、さらに「好きな相手が親友とヤっちゃってる」というこれまた青春罰ゲーム鉄板ネタを引き当ててしまう順平には、もうなんかどんマイケルとしか言いようがない…。強く生きろ(号泣)!!

そんな青春罰ゲーム描写もそうなんだけど、カテキョと妊娠とか、親からのあれで水商売とか、できる兄貴との比較とか、いちいち設定はなーんかどっかで見たようなものが多い。でもこれ野島伸司はわざとやってんだろうな。
わざとやってるとして、その効果はいまのところ半々て感じかも。後半の展開を見守りたいにゃー。
しかし「私は雨が似合うから」みたいなセリフはさすが野島伸司!!!


五郎には次はデクをいじめるクソガキどもをシメてほしいところ。
あとヒロとデクのシャンプーシーンは眼福でした。あざす!
というかああいうシーン以外あんま心が安まらなくなってきた…。

まあでも思春期なんて、心が安まることのほうが少ないわけだし、じゃあいいのか。
まあ俺がなにを言おうと、どんどん心穏やかじゃない方向に進んでいくであろうことは、もう確信に変わりました。
よろしくお願いしまーす!!!(何が)