めちゃめちゃ最高でめちゃめちゃ悔しかった、POLYSICS『ACTION!!!』ツアーファイナル
POLYSICSの新譜『ACTION!!!』レコ発ツアーファイナル@Zepp DiverCityに行ってきた。
2000年のぴあ企画招待ライブ@下北沢CLUB QUE(メモリアル本の全ライブリストに載せ忘れられてる幻のライブw)からはじまってかれこれ15年くらいライブ見てるけど、ベスト級のライブだった!最っっっっっっっっっっっっっっっっっっっっ高!!!!!!!!!!!
■とにかく中盤のダンスタイムが圧巻
いきなりの『urge on!!』から代表曲連発は予想外だった(ダバダバが5曲目とか!)。
えーこの感じで最後までいくの?んなわけないよね?と思ってたらやっぱそうで、
前半のシングル連打はあくまで前戯だったという…
サビのポップなメロが気持ちいい『Post Post』から全編ハードに頭おかしい『O MEGA NE』、
そっから歴代ポリ内でも激ハードコアな『Quiet Smith』につなぐ流れは白眉!!
まさかクワイエットまた聴けるとは……感涙
中盤のダンスタイムは『ACTION!!!』聴いて期待してた流れでうれしかった、が、
実際やられるとこんなにもヤバいものなのか!
新譜の曲からはじめるんじゃなくて、これもまさかの『DNA janktion』召喚!
狂ったピアノのイントロリフですでに昇天!!!
『We ate the machine』の中ではちょい地味な印象もあるけど、
おさえめのBPM+ちょい哀愁がかったメロ+でもちゃんと踊れるっていう
『ACTION!!!』の曲にも通じるエッセンスがバッチリ入ってる超名曲なのよね。
■ポリの新しい試み、大・成・功!!
んでそっからの『発見動物探検隊』からの流れが最高すぎた!!!
この曲もそうだけど、『ACTION!!!』のダンス曲って、全体的にテンポおさえめなんですよ。
前半のシングル曲とは「踊れる」のニュアンスが全然違うの。
ちゃんと重心があるというか、ノリまかせじゃなく重心のあるグルーヴをキープしたうえで
ポリらしさもきちんと表現してるっていうアプローチで。
そういう曲がこれまでもなかったわけじゃないけど、それをアルバムの中心にすえて
ツアーの中盤をガチっと固めてくるってのはかなりあたらしい挑戦だった。
結果、大成功だったよ。
その極北が『発見動物探検隊』って曲だと思うんだけど、
そっからの『Ryhthm』~『New Melody』~『Making Sense』の流れはもうずっと昇天してた。
何回もイカされてこれ以上イケないのにずっとイッてる感覚がつづいてる感じというか(←謎下品)
特に『Making~』は、ああ本来こういう流れでこそ活きる曲だったのかも、とすら思った。
入るべき場所にやっとおさまった、みたいな。
うわーーーポリこんなライブするようになったんだーーって、なんか感慨深かったな。
変な話、この中盤の流れとか、例えばロックインジャパンじゃなくて
フジとかサマソニのお客さんのほうがハマるんじゃないかって思った。
個人的には中盤の流れがすばらしすぎて、ラストスパートはもう後夜祭的な感じも。
とは言えただ激しい曲ならべるんじゃなく、バランスも緩急もばっちし。
本編でブギーやるのもうれしい驚きだったなー。
アンコールは正直体力が残ってませんでしたが、最後の最後にポリ史上最大のメッセージソング『Lucky Star』を投下されて泣きながらぴょんぴょんジャンプ。
オーラスにあれ持ってこられたら泣くよお。というわけで大団円でした。
…と思ったらWアンコあったのね。帰っちゃったよ…まあ後悔してないけど。
俺の中のオーラスはラキスタだ!!
セットリストは ぞん田⊿ビスケット/赤さんのツイッターから拝借しました↓
Action!!!
urge on
ジャーニー
ヤングオオー
シーラカンス
ダバダバ
スピードアップ
ポストポスト
オメガ
クワイエット
dna
発見動物
リズム
ニューメロディー
メイキングセンス
ターボファイブ
ホットスタッフ
ハワユー?
メガオバ
ピーチパイ
ボーイズ&ガールズ
ブギー
EN
バイアス
シャウトアラウド
ラッキースター
W.EN
エレクトリックサーフィン
■当日の客の入りを見て、思い出したこと
はいーというわけでべた褒めじゃんなにが悔しいんだって話なんですが、
こんなにこんなにこーーーーんなにすばらしいライブだったのに、お客さんが入ってなかったのです。
前日に買ったチケットは、Bの200番代。2F指定もまだあまってた。
ギチギチに埋まってたのはフロアの半分くらいかな。
俺はいちばん後ろらへんにいたけど、誰とぶつかることもなく自由に踊れるスペースが残ってました。
つかスカスカでした。
自分は昔おなじような経験をしたことがあります。
ヤノ加入前のアルバム『National P』のレコ発ツアーファイナル、たしかO-EASTだったんだけど、
このときもお客さん少なかったです。それこそライブ中、人と触れ合わなかったもんな。
当時のポリはスガイっちが脱退して、イシマルさんをサポートに入れてアルバム完成させて、
満身創痍でライブやってるころだった。
今では代表曲になってる『ピーチパイ』や『カジャカジャグー』も当時は衝撃で、
うわーポリどんどん頭おかしくなってる!ヤバい!最高!って俺は超興奮してて、アルバムももちろん最高で。
だからこそあのツアーファイナルの客入りはショックだったし悔しかった。
<ほんとうにいい音楽は、ちゃんと売れる>――そんなわけない。
それがほんとうにいい音楽かどうかと、人が集まるかどうか・売れるかどうかは、ほとんど関係ない。
これは真実だと思います。
その後ポリは海外に武者修行に行ってひたすらライブを繰り返し、
その経験を血肉しにて『Now is the time!』って傑作を作り、
国内でも動員を増やしていった。
そこには「いい音楽を作りたい」って思いは当然として、
「もっと売れたい」「もっとたくさんの人に音楽を聴いてほしい」っていう思い、
「じゃあそういう音楽をやってやろう」っていうしたたかさがあったと思う。
自分たちの信念は曲げずに、もっと聴いてほしいっていう「色気」を出しはじめたのが
あのころのポリだったと思うんだよね。
どっちが正解って話をしてるんじゃない。
ナショナルPのころのポリも、ナウイズのころのポリも、
間違いなくいまのポリを作る礎になってる。
つかいまのポリには、「やりたいことをやる」「そのうえで広く聴いてほしい」
って姿勢は当たり前になってるはずで、それは音楽にもちゃんとあらわれてる。
『ACTION!!!』の音楽的な進化は目をみはるものがあるし、
ただ盛り上がるだけじゃない、聴きごたえのある良質な「音」がつまってる。
それでいてライブでの圧倒的な楽しさ。
17年続けてきたからこそできる、唯一無二のロック・エンタテインメントだと思う。
だからこそ悔しい。
なんでこれ聴かねーんだよ。
なんでこのライブ見にこねーんだよ。くそっ。
正直、怒ってすらいる。
■ポリの<カウンター性>が顕在化してるのかも
昨日のファイナルにお客さんが入ってなかった理由は、ひとつではないだろう。
平日の夜19時にお台場行ける人だって限られてるだろうし、
会場が恵比寿とか渋谷だったら違ってたかもしれない。
それ以前に『ACTION!!!』でのあたらしいアプローチに対して
これまでのファンがついていけなかった、離れてしまったのかもしれない。
でも実は全然心配してない。逆境に強いのが、ポリシックスだ。
フェスでもメインステージで大人気だったりして
いつのまにか中堅~ベテランの域にはいってたりするけど、
ポリは基本的に、存在がつねに「カウンター」なのだ。
メインには成り得ない(とか言うと失礼かw)、基本は頭おかしい、
ヤッバイ音楽を作る集団なのだから、
そのカウンター性が(不可抗力とはいえ)ひさびさに顕在化しているのかもしれない。
俺はポリ(=ハヤシ)の、そんなカウンター精神を信頼している。
だから全然心配してない。
会場小さくなってもいいよ。俺は今までどおりCD買ってライブ行くだけだし。
ただ、いまのポリを聴いてない人たちには、
悔しい気持ちと同じくらい大きな声で言ってやりたい。
お前ら、相当ソンしてるからね!!!!!!!!!!!!!!!
特に一時期好きでいま離れちゃってるおまえ!!!!!!!!!
今のポリ、見とけって!!!!!!!!!!!
