12/18の夜、月が綺麗ですので、これで雪の峠は越えたかな?

日曜日は雪にならず雨かと思います。 でもこの雨が1番やっかい。風も強いから服がびちゃびちゃになります。

 

雪の降る前の低気圧で、ぐっと体調に響きますね。人間は水で出来ていると実感します。都会も風が強かったそうですし、他にもしんどかった人は多かったんじゃないでしょうか? 無理せずお大事にしてください。

 

 

さてさて

今回も予定から突然逸れたネタを書きます。

 

みなさんVARGOッテご存知ですか?

 

空き缶ストーブの自作が流行った時代に、果敢にチタン製のストーブを作成し、ウッドストーブを落り畳みチタン製にしたり、チタンを利用したウルトラライトグッズを作るメーカーでした(です)。

 

↓↓このヘキサゴンウッドストーブをネットや雑誌等でご覧になった方は多いと思います。

 

 

 

「独創性」と「店頭で手に持った時の軽さ」がたまらん!

いかにもマニア心をくすぐるのです。

ただ、いろいろ集めたくなるけど、お値段が・・という弱点。

国内代理店があるので、無茶な値段にはなっていないのですが・・

 

いつかは欲しいVARGOのストーブ・・ですねえ

 

で! ここからが本題(前置きが長い)

 

そのVARGO周りがちょいと不穏な印象を持つ(あくまでボクの印象ね)話。

たぶん雑誌社なんかは色々あって書かないネタじゃないか?

 

1:テントのペグだけでなくテントを作っちゃった。

以前から、チタンフレームを使ったフレームザックを早い時期にやってたので

不思議ではない。(チタンペグは既に販売してたし)

 

ただしバーナーに比べて大きく、縫製の手間もかかるし、在庫が膨れれば倉庫のパンパンになるので過剰が心配だった。

今は結構な割引率で在庫処分している

 

2:youtubeの更新が2020/05/21で止まっている。

2020年は1本だ。

 

3年前→2年前→1年前と新製品がどんどん投稿数が減っている。

最新作はビールを冷えたままにするビールコジーだ(悲)

おいどうした!という商品内容。

 

3:「チタニウム・アパレル」

本国のサイトで一時期、力を入れていたのが「チタン」を繊維にブレンドした「チタニウム・アパレル」でして。

平たく言うと「銀イオンを練りこんだ下着は臭わない」というアレに近い(らしい)

 

入手できなかったのでテストもしていないが、理屈は下記のようだ。

 

このTシャツが日本展開されるのを待っていたが残念ながら・・という状況で入手には至ってない。

こちらも既に在庫商品は半額処分されている。他社の加工との性能比較がアピールされる前にクローズドみたいだ。

 

4:SNSで性能を叩かれた

昨今のSNSブームで、特にyoutuberたちが、世界規模でVARGOのストーブを「トランギアやevernewのストーブよりもお湯が沸くのが遅い」・・という話で叩いた。

この風潮には猛烈に断固として反対したい! 

遅いんじゃなくて、燃料消費が少ないんだよ!

2010年代に発売された折は、自作空き缶ストーブを昇華発展したポジションだったし、そもそも大火力料理をするための物じゃない。肉を焼いて、大人数の鍋料理作って・・そこはストームクッカーに譲ればいい。

 

400〜500mlの湯が沸かないという話も「いや、そこはソロ用だから2人で1個づつもっていって、200mlづつで別々に沸かしなさいよ」とか。

開発用途にあってない部分を「批判され過ぎ」ている。悲しい。

 

「火力が小さい」イコール「燃料が減らない」ので、ロングトリップに向けた物なんだよ・・。ここはJetBoilの燃料消費の少なさにも通じる話なんだよ。

(個人的にはジェットボイル料理本とか、その発想もおかしいと思っている)

 

どういうことか?は下記の動画を見て欲しい。

トライアドストーブとBOT700(ねじ切りのあるフタ付きチタンクッカー)の正しい使い方動画を公式があげている。

 

手順は、こうだ。

山に入る1〜2時間前にドライフードをに水を入れて → BOTのフタを閉めて → 山の散策をする → お昼頃には水を吸ってフードがふやけているので、サッと温めるだけ

という使い方。

お湯を700も沸かしてドライフード入れて・・なんて事はしていない。

燃料も上手に節約してるし、火力が弱くても問題ない手法となっている

(個人的にbot700のネジの目的が分からなかったので、この動画は非常にためになった)

 

と、いうことでね・・

 

主力ストーブが叩かれてる中、「新型ストーブ」が発売されることもなく

チタンアパレル(衣料)とテント(居住)の商品を連発しちゃったけど「爆売れ」してる印象がない(いや、世界の実店舗では売れてるかも知れない)。

そうこうしている内に中華製のチタンカップなどが半値ぐらいで市場を席巻している。

 

outdoor bakaが心配しているのはVARGOのチタングッズの殆どが中華製の「安くほぼ同じぐらいの機能」の製品に取って代わられつつある事。

最近おどろいたのは、海外のyoutuberでSOTOのバーナーとVARGOグッズを愛用していたウルトラライト系グッズの登山家が、今では中華チタングッズに入れ替えていた。しかも広告案件として「このクーポン入れてくれれば安く買えるよ!概要欄見てね!」って言っている。

 

昔ね・・

海外のアウトドア用有名ウール下着のメーカーが非常に着易く、ウールの使用量も多く大好きだったんですが「廃業」宣言しまして。あれは悲しかった。 社員さんも悲痛なコメントを載せていました。 10年ぐらい来ててもふわっと柔らかく、当時珍しく環境配慮型の手法で作られてたので単価を押し上げてたのが災いしたのかも知れません。

 

 

個人的に、このままVARGOが無くなる事があれば非常に悲しい。

こういうチャレンジングなメーカーは残って欲しい。

 

そこで!(ここでやっと本題)

 

もともと「Trangiaあるし、買わなくて良いか」と思ってたVARGOですが、少しづつチタンストーブなど集めて、使い勝手を検証していきたい・・と思います。

(現状、色々あるので山に行くことはないですが 汗)

きっと良い使い方はある筈!

 

1発目はなぜか「モンベルが輸入販売元」になっている、VARGOトライアドマルチフューエルストーブをモンベルのポイントで買ってきましょうか・・w

 

あんまり期待しないでお楽しみに。

 

【注釈】カバー画像はVARGOより