・・・・・何言ってるの?と思った「あなた」
ちょっと待った(笑)
世間的には「ナウシカ知らない層」というのが「増えてる」というネットニュースを読んで「いやいや、まさかね」と思って会社で若手に聞いてみました。
すると
「名前は知ってるが見た事ない」
「白い飛行機に乗って、目がいっぱいの虫が出てくるやつ」
とか、やはり「ちゃんと見てない」という層が一定数居た。
個人的には「衝撃」。
いやージブリ美術館とかグッズ売り場とか、あるじゃん!とか思ってたんだけど。
気になって確認したら
映画は1984年(2021-1984=37年前)
という・・「37年前」ですよ!奥さん!!
いやー!
30代前半より前は「劇場で見てない」という恐ろしい事実。
金曜ロードショーで見てない人は「見る機会を失ってる」という。
怖ええええっ。
そりゃ「見てない層」が増えるのも当たり前ですか・・
ナウシカは「環境問題を考える」という評価で、以前のアウトドアブームの時にも話題になってましたね。
昨今のアウトドアブームを考えると「一周したのか」とも言えますね(怖)
そして「37年前の作品」に、あーだこーだと、いまだに言われてウンザリする宮崎監督の気分が分からんでもない。
お気の毒。
そりゃあ今の作品で評価して欲しいですよね。
そんな37年前のギャップに蓋をして「見てみぬフリ」をしてたんですが(汗)
最近本屋さんの店頭でナウシカの復刻本を見かけて・・・すんごい読みたくなった!
んで、実家に行った際に、昔買った本を引っ張り出して読んで来たんですが、
いや〜〜〜「半分ぐらい記憶が欠落して」ましたわ。
新鮮(笑)
ちなみにナウシカのコミック版は
発表は1982年(2021-1982=39年前)
1巻は1983年(2021-1983=38年前)
7巻は1995年(2021-1995=26年前)
という・・・・
これまた 時間とは恐ろしい・・
5巻の奥付。
当然初版。
1991年・・分かったからそれ以上言うなw
古本を買ったという事にしておいてww
で、ね。 ここから本題。
「ナウシカの映画はコミックと全然違いますよ」と昔から言われてるお話。
映画を知らなくても面白いし、映画版が好きな人にも面白い。
なかなか貴重なコミックなのです。
特に映画を知ってる人には「時間に収まらなかった世界」が味わえてとても面白い。
「どれから読めば良いか?」
「マーベル映画」とか「STARWARS」とか「どれから見れば良いか?」議論ってよく出ますよね。笑
昔は「1巻から」と答えてたんですが、今回改めて読んでみて
「5巻から読む」のをオススメします。
5巻は宮崎さんのペンが絶好調なんで、もう「ノリノリ」でして。絵とストーリーのバランスが大変良い。
また、映画を知ってる人が読んで「あれ!?全然違う」と思える内容。
1巻からだと、どうしても映画との違いに思考が行ってしまうんです。
ここで興味がわいたら
5→1→2→3→4→6→7 で見るのがシックリくると思います。
逆に5巻を読んで「うけつけない」人は、そこでストップで良いと思います。
どうしてもコミックで馴染めないタッチやテンポがあると思うんで。
このあたりは「コミック版のサザエさんが今面白いか?」に似た話だと思う。
時代のテンポは仕方ない。
興味を持ってもらうのが1番なので「5巻から」を推奨しておきます。
ただし・・・
最終の7巻については、宮崎さんが反省の弁を語っておられるとおり
「話をまとめるため」に「物凄くセリフが多い」。もう、宮崎コミックの良さがなくなってしまってます。
とにかくセリフで全部説明してて・・文字が多い多い。ちょっと「うえっ」となっちゃう。
色々あったんでしょうね。
コロナも新型株で感染者数が増加してますので
あまり遅くまで出歩かずに、おうちでコミック・・というのは如何でしょうか?
バラバラで買わずに全巻セットで買う方が化粧箱入りで収まりが良いですけどね。
デジタル化されてないので、結局ガッツリ買う事になるので箱入りが綺麗っちゃあ綺麗。
↓
宮崎さんの漫画は他にも面白いのがあるので、また紹介しますね。