金融機関は、すぐ貸してくれない | マンション考えたらまず読む「小田原マンションスクエアブログ」

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『小田原マンションスクエア』のブログでは、マンションを買いたいという気持ちはあるけど、それ以外は何もない!と言う方にも。わかりやすく説明します。

「売買の契約が終わったら、すぐに住める」とお考えの方が意外に多いです。

売買金額分の現金を持っていれば可能ですが、住宅ローンはそうはいきません。

こういうケースがあります。

「すぐ売れそうな中古マンションの物件を住宅ローン使って是が非でも買いたい。いち早く引っ越したい」。

それを聞いた不動産会社の担当者は契約に向けた準備をしながら、こういうはずです。

「すぐに銀行に行って、住宅ローンの仮審査を申し込んでください」。

 

ゆるりと、住宅ローンの流れを紹介します。

まず「仮審査」と言うのを実施します。

住宅資金を貸せる人なのか?貸してもいい物件なのか?を判断します。

受付は各金融機関が行い、審査は信用情報会社が行います。

通常、金融機関の営業時間内に店舗で行いますが、一部では休日相談日やネットでも受け付けます。

必要書類は源泉徴収票・身分証明書・保険証・実印などと、仮審査申込用紙です。

大体、1週間から10日で結果が出て、「承認」「減額などの一部承認」「不承認」など結果が出ます。

ただし、なぜダメだったかの理由は教えてくれません。

 

そうすると次は「本審査」です。

仮審査との違いは、「より深い内容・より広い範囲を調査すること」です。

申込者の健康状態や職位、資格、犯罪歴、家族などにも及ぶ場合もあります。

なので、仮審査と本審査で結果が違うこともあります。

受付の方法は仮審査と同じです。

必要書類は、仮審査の書類に加え、売買契約書や重要事項説明(売買契約前に物件について説明を行うための書類)などと、本審査申込書です。

時系列で説明すると「仮審査」→「不動産の売買契約」→「本審査」となります。

大体、1週間から10日で結果が出て、「承認」「減額などの一部承認」「不承認」など結果が出ます。

ただし、なぜダメだったかの理由は教えてくれません。

 

ここまできてやっと住宅ローンの契約「金銭消費者貸借契約(略称・金消)」です。

受付の方法は仮審査と同じです。

当日は契約書に貼る印紙代などが必要になります。

申込者は亡くなったり、重い障害になり仕事ができなくなったら、残りの住宅ローンを返済する団体信用生命保険の申し込みなども行います。

契約後、約1週間から10日経つと、やっとお金を払っていいですよとなって、「決済(売買代金の引渡し)」が行われます。

 

仮審査を申し込んでから決済まで約3週間から1ヶ月です。

その間に、何枚もの書類を書くことになります。

「自分の名前と住所をこんなに何回も書いたことがない」とか「こんなに大変だと思わなかった」という方もいます。

以前は不動産会社の方が代筆していたという逸話も聞きますが、今は自筆必須です。

ただ、家を買う資金を貸してもらうというのは一苦労で当たり前です。

「これからの人生を棒にするかもしれない多額の借金をするから」です。

貸す側も貸し倒れたくないから厳格だし、必死です。

そのためにも、しっかりサポートしてくれる金融機関と不動産会社選びが重要になるのです。

 

□お金を借りに金融機関に出かけて、貸してくれるのは1ヵ月後。

▼小田原マンションスクエア・ホームページ

www.odawara-mansion.com

※プログの無断転用を禁止します。記載日/2016.9.18

【筆者/アイハラユウスケ】情報サイト『小田原マンションスクエア』企画者。神奈川県小田原在住の団塊ジュニア。神奈川県のミニコミ紙在勤後、東日本大震災の日に退職。以後地元で不動産業に携わる。「不動産のことを、お客様と同じ目線で考える」ことを信条に仕事に従事している。宅建主任士・住宅ローンアドバイザー・3級ファイナンシャルプランニング技術士・プロマジシャン