食料自給率
今晩は。小田原きよしです。
浪人中、生活を切り詰めて自炊が多くなります。
時々私のブログでレシピを書きますが、食材はレシピ道理の分量では売っていません。
対応は2通りあります。売っている食材の分量に合わせてレシピの分量を掛け算して多めに作るか、レシピ通りに作って食材をとっておくかです。
いずれにしても出来上がったものか、食材のどちらかが余ります。
我が国は、作った食料の40%を食べずに破棄しているのだそうです。皮肉なことに、我が国のカロリー自給率も40%です。
さて、私はと言えば無理して食べるのはそもそも不自然なので食材を余らせる事が多くなります。
食材を捨てるのは我慢ならないので、別の料理に後日使おうと考えます。昨日、一昨日から余っている食材もありますから、食材の有効活用で頭の中は結構いっぱいになります。
一家庭でも自分で買った食材を全て使いきるのは難しい、と実感します。捨てるたびに、申し訳ない気分になります。
さて、カロリー自給率とは、文字通り熱量の自給率です。実際は野菜や果物、キノコの方が高く売れる事があるので生産金額とは違いがあります。また、畜産に関しては、1キロの肉を得るために鶏は2キロ、豚は4キロ、牛は10キロの穀物を要します。肉食をする限り世界から飢餓はなくならないとする論拠になっています。
自給率40%が危機的なのであれば安全保障のために儲かる野菜よりコメを作れ、と言うことになってしまいます。
自給率が高いに越したことはありませんが、安全保障は食料だけでなく、エネルギーや産業素材など今は多岐にわたっています。我が国が過去の大戦に突入して行った大きな原因は石油調達に行き詰まった事です。
外交努力でさまざまな自給率を心配しなければならない事態に我が国が陥らない様にする事が大切です。
だから食料自給率を気にするなとは申しません。われわれはまず一人ひとりができる事をやろう。
食べる分だけ買って、残さず食べよう。
40%を捨てずに食べていれば、自給率は64%まで無条件に上がるでしょう。
いつも生産者の皆さんの丹精込めた作品を、感謝をこめて戴きたいと思います。
きよし