韓国の退避訓練はすっごいですね。

皆さん今晩は。小田原きよしです。

昨日、韓国で国家総出の退避訓練がありました。たまたま居合わせた観光客も例外なく参加したようです。

それにしても首都ソウルの街から人の気配がなくなるほどの訓練を民間人を巻き込んで遂行する覚悟というか、緊張感は我々の想像を一枚上を行くものです。

国境を接して停戦状態にある隣国と暮らす国の人たちとその政府だからこういう事が出来るのでしょう。

かなりのコストはかかると思いますが、いざというときの犠牲者を一人でも減らしたいという理念でしょう。

東京マラソン、ボストンマラソン、ニューヨークマラソンは、それぞれ大都市の幹線道路を封鎖した時に治安維持がきちんとできるかという有事を想定した訓練を兼ねていると聞いた事があります。

マラソンで道路が使えない間も火災や犯罪は起こり得ます。その時に備えてあらかじめ封鎖区域の中にどれだけの緊急自動車を何処に配置しておけば混乱がないか、などを効果測定しているのだとか。

華やかなマラソンの裏方に本当に税金を使ってやるべき仕事があるということでしょう。

できれば物騒な事は起きない方がいい。しかし起きてしまった、巻き込まれてしまったときに心の備えがあるかないかは対応と被害に大きな差を出します。

備えあれば憂いなし、と言いますが、少しでも憂いを小さくするよう、備えたいと思います。

きよし