1%でも辞めない | 小田原きよし オフィシャルブログ「日本まったなし!」Powered by Ameba

1%でも辞めない

皆さん今晩は。小田原きよしです。



一昨日、お世話になった方々と夕食を共にしていました。その時の話です。


女性の弁護士先生が激務の合間に録画しておいたドラマを見て、思いっきり泣くとすっきりリセットできると仰いました。


私も、「今夜は泣きたい」というときには録画したプロジェクトXを見たものだ、と申しました。


聴いてらした私の元担当会社の副社長さんがおっしゃいました。


「プロジェクトX、確かに感動する。どうもお決まりのパターンがあるように思える。

1.社内的には花形ではない、陽の当たらない技術者が主人公である。

2.主人公にはどうしても成し遂げたいことがある。

3.しかし、予算がなかったり、左遷されたり、会社が倒産したりと苦難に合う。

4.苦難に負けずに成し遂げる。一人ではなく、チームで成し遂げる」



その時口には出しませんでしたが、政治も似たところがあると思いました。



リンカーン、ケネディー、オバマ大統領の演説には共通点があります。

それは、メッセージを伝えるときに


1. 私には困った世の中の現状を糺し、やりたいことがある。

2.しかし今これを脅かす現状がある。

3.私はどんな困難からも逃げず、死んでもこれを成し遂げたい

4.だからみなさん、一緒に力を貸してください。



という様に演説することです。



さて、菅首相は昨日、鳩山前首相に「内閣支持率が1%になってもやめない」と強調したそうです。



政治家として、どうしても国民のために成し遂げたいことがあって、そのためなら時の趨勢におもねることなく命をかけることは必要です。



皆さん、菅総理がそこまでしてやりたいことは何か、伝わってきていますか?



私にはわからない。

先のパターンに当てはめると以下の様になるのではないでしょうか。


「1. 私は政権交代後、政治主導の日本を創るという理想を掲げてきた。


2.しかし実際やってみると難しいことだらけで勉強する暇もなく、官僚に教えてもらわないと何をしていいかわからないという苦難に陥っている。さらに沖縄対応でもたもたしている間に虚を突かれ、尖閣、北方領土、韓国砲撃と私の資質・能力を超えた対応を迫られているが、本当は右往左往するばかりでどうしていいかわからず、お手上げである。


3.普天間移設、子ども手当て、高速道路無料化、など約束したことはことごとく実現できないという事がわかったが、せっかく政権交代したのだから内容がどう変わったとしても、死んでも手放したくない。


4.だから皆さん、力を貸してください」


皆さん、ついていきますか?


リーダーには、資質を。



きよし