ゴールデンウィーク雑感 | 小田原きよし オフィシャルブログ「日本まったなし!」Powered by Ameba

ゴールデンウィーク雑感

こんにちは。小田原きよしです。

晴天に恵まれた今年のゴールデンウィーク、皆さんはどのように過ごされましたか?

私は毎日、県内各地を回っていました。

大分・別府・宇佐・中津・国東・日田・豊後大野・竹田・佐伯・・・。

多くの方にお会いいただき、小田原きよしの志を伝え、またお声を頂戴すると共に、さまざまな大分の今を見てまいりました。

 

食える一次産業の育成 

  生産意欲を喚起する補償形態へ ―

 

大分県内の各地で、中山間地で一次産業に携わっている方々と接することができました。

佐伯・竹田ではシイタケやお茶、津久見はみかん、日田市では林業。そのほか各地で米・野菜といった一次産品を生産している人たちのお話を聞いてまいりました。いずれも品質において全国のどこに出しても恥ずかしくない逸品ばかりです。

ところが、これらの産品も、地域の過疎化・高齢化に伴い、担い手の減少という問題に直面しています。

大分の暮らしを守り郷土の風景を守るために我々がすべきことは、これらの一次産業を「食える、持続可能な、一次産業」にし、生産意欲を呼び起こすことだと考えます。

特に昨今話題にのぼっている戸別補償制度については、生産をしなくても耕地を持っているだけで支払われる「定額交付」は止め、販売価格を食える水準に補助するかたちにすべきです。

 

高速道路整備で社会基盤の不公平を是正

 

各都市へは高速道路を使って移動しました。

上り・下り共に多くの車が行き交い、県外ナンバーの車も数多く見られました。

物資の輸送に欠かせない高速道路は産業の面だけでなく、多くの観光客を呼び込み、私たちのふるさと大分を知ってもらうためにも必要な社会基盤です。


ところがこの高速道路、現在は佐伯市、宇佐市が終点となっています。

九州の西側は長崎まで、そして中央は福岡から鹿児島までつながっているのに、どうして九州の東側は、宮崎、北九州までつながらないのでしょうか?

大分県も他県と市場獲得競争をしているのに、貴重な観光資源があるのに、最初からハンディキャップを負わされています。コストやアクセスのスタートラインが違うんです。

大分・宮崎間、宇佐・北九州間を一刻も早く開通させ、社会基盤の不公平を是正することが、大分県を故郷とする政治家の務めだと改めて感じました。

 

給食費・修学旅行等の無料化で、

確実に子供に届くサービスを

 

「子供手当て」は年に5兆4000億もの費用がかかります。その上、親に支給 されるわけですから、子供のために全額使われる保証はありません。そればかりか日本国籍を持たない、日本にも住んでいない、しかも戸籍の確認が困難な人々にまで適応される可能性があるという制度的に未成熟な要素が多く見られます。

「子供手当て」は即座に見直しましょう。


給食費や修学旅行その他の学校行事を無料にし、子供たちが肩身の狭い思いをすることがないようにしましょう。

確実に子供に届く行政サービスを提供するために、託児所、保育所、幼稚園に直接、資金が回る制度に改めましょう。

 

「消費税の引き上げ」で財源にメドを

 

年金は消費税を上げてでも必ず支払われると約束しましょう。

 

今年度の日本の予算は37兆円の歳入に対して歳出は97兆円。3分の2が借金です。

しかも歳出の大部分を担う社会保障費は今後も毎年1兆円ずつ増えていきます。

我々は、財源の議論と真正面から向き合わなければならないときにきています。

 
私は「消費税の引き上げ」が急務だと考えます。

ただし、食料品と生活必需品は現行の5%よりも下げるべきだと考えます。

社会保障の財源にめどをつけなければ日本は近い将来、ギリシアのようになるかもしれません。

しかし皆さん、一流国日本でそんなことが起きてはならないのです。通貨危機は私たちの生活を直撃します。一刻も早くまともな人間に国の財政をチェックさせましょう。

 
子供に胸を張って話せる日本へ

  
さて、そんな子供たちのための休日が、ゴールデンウィーク最終日の「こどもの日」だったわけですが、この日私は、朝からとても憂うつな気持ちになってしまいました。

朝刊各紙の一面に踊る「普天間移設『沖縄県内に』」(合同新聞)「海兵隊抑止力と思っていなかった」(日経新聞)の見出し。

親として子供に説明ができません。

高校生、中学生だってこの8ヶ月間、首相の発言をテレビで見聞きしているんです。

子供たちは公約ではなかったという首相の姿をどういう思いで見るのでしょうか。


日本の首相が、もっとも仲良く連携を取らなければならないアメリカの大統領に会談もしてもらえない、会食もしてもらえない、写真もとってもらえない、つまり全く相手にされていない様子を、毎日見せられています。

日本人の自尊心が傷ついた気持ちになります。


それなのに当の総理大臣は私たち国民をまるで小ばかにしたような、毎日毎週ころころ変わる、とってつけたような説明。

これでは私たち国民はいったい誰を信じて生命と財産を託せばいいのか。

やるせなく途方もない気持ちになります。

朝から憂鬱になってしまう本当の理由はここにあるのではないでしょうか。

私たちの気持ち、思いを代弁してくれるリーダーを早く選びましょう。