あまり間が空かないように振り返っておきましょう。
改めて、6/16は万貴音主催ライブでした。
たくさんのご来場、本当に感謝でした。
「6月のラブレター」という、自身の楽曲をタイトルにして、
ラブソングを媒介として構成する、万貴音の音楽。
新旧、オリジナル/カバーを織り込んみつつも、
懐古でもなく、かといって最先端でもなく、
今の万貴音の音楽の向き合い方にスポットを当てました。
もちろん、いくつかの企画や仕掛けはしてるんだけど、
よりミュージシャンとして純度の高い中身になったのかな。
個人的には、生活環境を一新して初の主催。
変化はあったのだろうか。
「きっと今だからこそ、伝えられることがあるよ。」
キャッチコピーにそう書きました。
その時はまだ分からないまま。
この夜を越えて、改めて少しだけ分かった気がしています。
さ、今回は曲ごとにいこう。
写真はあえて少なめにしてみようか。
1-01. 「Tuning」
万貴音が一番最初に作ったアルバムの1曲目にあたる、
短い短い曲。
当時、なんだかスランプに陥ってもがいてた時、
友人がふとドライブに連れ出してくれた時に書けた曲。
その友人も来てくれてました。
1-02. ハニーパイ
「おやすみ」って言うのが不安な夜って、ありませんか?
平熱の手触りのラブソング、だと思ってます。
穏やかな日常に、小さな暖かさや幸せを感じること。
誰も保証してくれない明日を信じられること。
1-03. モーニングサービス
ちょっと小慣れたカップルの寝起きのやり取りを垣間見る、
そんなあけすけなハッピーソング。サンバだし。
ラテンの名曲「コパカバーナ」をオマージュしてるのに、
気づいた人はいるでしょうか?あとこれ、俺の妄想なんだぜ。
ちなみに「モーニングサービス」発祥の地は、
名古屋じゃなくて広島の喫茶「ぶらじる」。
1-04. To Be Continued
2014年のRCC「夏のYour Song」として書いた、
こちらもぐっと夏向きの4つ打ちナンバー。青い夏。
こういう軽快でスムースな楽曲って、万貴音の主流でもある。
「なんてったってクールじゃいられない 限りあるこの季節を」
ってことを主人公は、結構穏やかに言ってる気がするなあ。
1-05. Everything (It's you) / Mr. Children
小田のソロカバーで。奇策も衒わず、実直に。
まだ人前で歌ったことないってのもびっくりだったけど、
一人暮らしを始めて、歌詞への投影がかなり変わりました。
にしてもこの主人公、どことなく奥ゆかしいというか、
ちょっと俯瞰しつつも強く求めてるのが、グッとくるよね。
1-06. Everything / MISIA
兼ねてよりリクエストの多かった曲をようやく実現、万貴ソロ。
練習でもかなり多くの時間を費やしました。よー歌ったなあ。
巨匠・富田恵一さんのアレンジってのもあって、
歴代の邦楽曲の中でも群を抜く色彩感。ピアノ大変でした。笑
第一部のピークの一つ、かな。ここ。
1-07. 巡り廻る
ウェディングソングは、究極の愛の形(の一つ)ですね。
新郎新婦さんに色んなお話を伺いながら書いたので、
自分たちからしても、楽曲との距離がとても近いと感じてます。
「飽きるほどに」という一見ネガティブな言葉も、
どこで使うかで、とっても幸せな表現になるんだよね。
1-08. Happy Hungry!
ちゅピcom.「ぶらり広島食べ歩き」テーマソング。
いいともの「ウキウキWATCHING」みたいな曲が書きたい、
というのがきっかけだったんだな。言ったことあったっけ?
「お腹が減ったら君に会いに行ける」って歌詞について、
以前Twitterで面白い解釈してる人がいたのは笑った。笑
1-09. サンキューサンキュー
第一部の〆。「ラブ」というより「レター」寄りのチョイス。
すんません、明確に歌詞をぶっ飛ばしましたー。苦笑
「ありがとう」はたくさん言いたい。
「ごめんなさい」はあまり言いたくないけど、ちゃんと言いたい。
たくさん言ってもね、意味は薄まらないと思うんだよね。
幕間. 小野田珍元斎のじゃんごりあん☆カンパニー
なんと今回で20回目ですってよ奥さん。
手元には全部残ってるけど、聞き返してみたいですか?笑
2-01. 6月のラブレター
タイトル曲。今回はアレンジを現環境に刷新しました。
休憩明けの一発目で世界を手繰り寄せるのに成功したかな。
万貴音オリジナル2作目、そして相方作詞の1曲目。
長い時を経ても、いい曲だと思います。手前味噌ながら。
余談ですが、以前ベースRECしたってのはこの曲でした。
2-02. Crush On
和訳すると「一目惚れ」。
RCCの坂上俊次さんから教えてもらった言葉なんですが、
積み重ねる好意もあれば、何かの衝動で一気にくる「好き」、
もある。それは男女の愛に限らず、人間にも限らず。
どうしても、今回入れたかった曲です。夏向けなのもあるし!
2-03. 25:00
「Crush On」からの流れ、相性ばっちりだったね。
一人になった時に感じる「寂しさ」、「甘い痛み」は、
自分の中の愛の存在を証明してるんではないでしょうか。
寂しい、切ないって感情のほうが、制御出来ない気がします。
人は、別れに敏感だ。当たり前のように。
2-04. pf
「泣いてほしい」「泣いてみたい」、
という、背中合わせの群像劇。
好きだからさらけ出せないエゴと、
それでもさらけ出したい願望と、
逆方向の同じ感情が辿り着いて、いつか一つになれたら。
2-05. 拝啓、
今回のテーマに合わせて書き下ろした新曲です。
ついでに言うと、引っ越してから初めて書けた万貴音曲。
今はあんまり説明いらないよね。
自分でも驚くほど、素直な言葉が出てきました。
だったら、本当の気持ちだったんだろう。
2-06. じゃんごーじゃんごー!
もちろんイベントのグランドタイトルで〆。
去年あたりに現環境で再録したオケなんだけど、
今回もうちょっとだけ音を追加してまとめました。
コール&レスポンスも倍にしたので、心ゆくまで叫べるぜ!
そう思ったのは、この1回目だったわけで。笑
en-1. 明日もみんな笑えるように
平和を願う心は、最も大きな愛の形だと思います。
悲しい出来事や事件で、心が痛くなる日が多すぎる。
ちっぽけな自分に出来ることは何だろう、と考えた時に、
誰かを憎むことより、周りの人たちから大切にしていきたい。
その気持ちは、今もこれからも、変わらない。
en-02. じゃんごーじゃんごー!(reprise)
予定通り(?)、予定外が起きました。笑
喉ぶっ壊れてもいいや、と思いながら歌った。
客席からもすげーでかい声が降ってきた。
考えるだけ考えたら、全部吹っ飛ばしていいんだよ、
って言われた気がした。結果、ただ最高だった。
以上、セットリスト順に書いてみました。
1曲ごとが結構ヘビー級でした。いやはや、大変!笑
それこそね、やりたい曲はいっぱいあったんですよ。
雪梅花も、Daysも、アンケートもスマイルカンパニーも。
じゃあ、またねとか、ボクとキミのヒビとか、
そういうのも。
色んなことを考えた末の、今回の選曲でした。
今回はショート版でやりたくなかった、ってのもあったな。
全てフル尺で、ストーリーを伝えきりたかった。
それから今回、来てくれる方へ向けて、
手書きのお手紙をプレゼントさせてもらいました。
短い手紙で、宛先は「あなたへ。」だけどね。
手で書いて、渡したかったんです。
何を書こうかな、って考えている時間は、
自分にとって、「愛」だったなあ、と思います。
ライブが終わるといつも、寂しい。
だけどここからまた、歩いていこう。
次はどんな景色を、みんなと一緒に見られるか、楽しみです。
ライブの感想とかも、また聞きたいなあ。
ライブというお手紙へのお返事、だからね。
返事はまたいつか、気が向いた時でいいよ。
写真提供:フォトスタジオAmuse、masayuki
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