「じゃんごーじゃんごー!」vol.27を振り返る。 | 音楽工房「六畳ラボラトリ」

音楽工房「六畳ラボラトリ」

広島の男女ツインボーカルユニット「万貴音(まきね)」代表、
半体育会系器用貧乏音楽人「小田貴音(おだたかね)」のブログ。

 

 

 

あまり間が空かないように振り返っておきましょう。

 

改めて、6/16は万貴音主催ライブでした。

たくさんのご来場、本当に感謝でした。

 

「6月のラブレター」という、自身の楽曲をタイトルにして、

ラブソングを媒介として構成する、万貴音の音楽。

新旧、オリジナル/カバーを織り込んみつつも、

懐古でもなく、かといって最先端でもなく、

今の万貴音の音楽の向き合い方にスポットを当てました。

 

もちろん、いくつかの企画や仕掛けはしてるんだけど、

よりミュージシャンとして純度の高い中身になったのかな。

個人的には、生活環境を一新して初の主催。

変化はあったのだろうか。

 

 

 

 

「きっと今だからこそ、伝えられることがあるよ。」

キャッチコピーにそう書きました。

その時はまだ分からないまま。

 

この夜を越えて、改めて少しだけ分かった気がしています。

 

 

 

さ、今回は曲ごとにいこう。

写真はあえて少なめにしてみようか。

 

 

 

 

 

1-01. 「Tuning」

 

万貴音が一番最初に作ったアルバムの1曲目にあたる、

短い短い曲。

当時、なんだかスランプに陥ってもがいてた時、

友人がふとドライブに連れ出してくれた時に書けた曲。

その友人も来てくれてました。

 

1-02. ハニーパイ

 

「おやすみ」って言うのが不安な夜って、ありませんか?

平熱の手触りのラブソング、だと思ってます。

穏やかな日常に、小さな暖かさや幸せを感じること。

誰も保証してくれない明日を信じられること。

 

1-03. モーニングサービス

 

ちょっと小慣れたカップルの寝起きのやり取りを垣間見る、

そんなあけすけなハッピーソング。サンバだし。

ラテンの名曲「コパカバーナ」をオマージュしてるのに、

気づいた人はいるでしょうか?あとこれ、俺の妄想なんだぜ。

ちなみに「モーニングサービス」発祥の地は、

名古屋じゃなくて広島の喫茶「ぶらじる」。

 

1-04. To Be Continued

 

2014年のRCC「夏のYour Song」として書いた、

こちらもぐっと夏向きの4つ打ちナンバー。青い夏。

こういう軽快でスムースな楽曲って、万貴音の主流でもある。

「なんてったってクールじゃいられない 限りあるこの季節を」

ってことを主人公は、結構穏やかに言ってる気がするなあ。

 

1-05. Everything (It's you) / Mr. Children

 

小田のソロカバーで。奇策も衒わず、実直に。

まだ人前で歌ったことないってのもびっくりだったけど、

一人暮らしを始めて、歌詞への投影がかなり変わりました。

にしてもこの主人公、どことなく奥ゆかしいというか、

ちょっと俯瞰しつつも強く求めてるのが、グッとくるよね。

 

1-06. Everything / MISIA

 

兼ねてよりリクエストの多かった曲をようやく実現、万貴ソロ。

練習でもかなり多くの時間を費やしました。よー歌ったなあ。

巨匠・富田恵一さんのアレンジってのもあって、

歴代の邦楽曲の中でも群を抜く色彩感。ピアノ大変でした。笑

第一部のピークの一つ、かな。ここ。

 

1-07. 巡り廻る

 

ウェディングソングは、究極の愛の形(の一つ)ですね。

新郎新婦さんに色んなお話を伺いながら書いたので、

自分たちからしても、楽曲との距離がとても近いと感じてます。

「飽きるほどに」という一見ネガティブな言葉も、

どこで使うかで、とっても幸せな表現になるんだよね。

 

1-08. Happy Hungry!

 

ちゅピcom.「ぶらり広島食べ歩き」テーマソング。

いいともの「ウキウキWATCHING」みたいな曲が書きたい、

というのがきっかけだったんだな。言ったことあったっけ?

「お腹が減ったら君に会いに行ける」って歌詞について、

以前Twitterで面白い解釈してる人がいたのは笑った。笑

 

1-09. サンキューサンキュー

 

第一部の〆。「ラブ」というより「レター」寄りのチョイス。

すんません、明確に歌詞をぶっ飛ばしましたー。苦笑

「ありがとう」はたくさん言いたい。

「ごめんなさい」はあまり言いたくないけど、ちゃんと言いたい。

たくさん言ってもね、意味は薄まらないと思うんだよね。

 

 

 

幕間. 小野田珍元斎のじゃんごりあん☆カンパニー

 

なんと今回で20回目ですってよ奥さん。

手元には全部残ってるけど、聞き返してみたいですか?笑

 

 

 

 

 

 

2-01. 6月のラブレター

 

タイトル曲。今回はアレンジを現環境に刷新しました。

休憩明けの一発目で世界を手繰り寄せるのに成功したかな。

万貴音オリジナル2作目、そして相方作詞の1曲目。

長い時を経ても、いい曲だと思います。手前味噌ながら。

余談ですが、以前ベースRECしたってのはこの曲でした。

 

2-02. Crush On

 

和訳すると「一目惚れ」。

RCCの坂上俊次さんから教えてもらった言葉なんですが、

積み重ねる好意もあれば、何かの衝動で一気にくる「好き」、

もある。それは男女の愛に限らず、人間にも限らず。

どうしても、今回入れたかった曲です。夏向けなのもあるし!

 

2-03. 25:00

 

「Crush On」からの流れ、相性ばっちりだったね。

一人になった時に感じる「寂しさ」、「甘い痛み」は、

自分の中の愛の存在を証明してるんではないでしょうか。

寂しい、切ないって感情のほうが、制御出来ない気がします。

人は、別れに敏感だ。当たり前のように。

 

2-04. pf

 

「泣いてほしい」「泣いてみたい」、

という、背中合わせの群像劇。

好きだからさらけ出せないエゴと、

それでもさらけ出したい願望と、

逆方向の同じ感情が辿り着いて、いつか一つになれたら。

 

2-05. 拝啓、

 

今回のテーマに合わせて書き下ろした新曲です。

ついでに言うと、引っ越してから初めて書けた万貴音曲。

今はあんまり説明いらないよね。

自分でも驚くほど、素直な言葉が出てきました。

だったら、本当の気持ちだったんだろう。

 

2-06. じゃんごーじゃんごー!

 

もちろんイベントのグランドタイトルで〆。

去年あたりに現環境で再録したオケなんだけど、

今回もうちょっとだけ音を追加してまとめました。

コール&レスポンスも倍にしたので、心ゆくまで叫べるぜ!

そう思ったのは、この1回目だったわけで。笑

 

 

 

 

 

 

en-1. 明日もみんな笑えるように

 

平和を願う心は、最も大きな愛の形だと思います。

悲しい出来事や事件で、心が痛くなる日が多すぎる。

ちっぽけな自分に出来ることは何だろう、と考えた時に、

誰かを憎むことより、周りの人たちから大切にしていきたい。

その気持ちは、今もこれからも、変わらない。

 

en-02. じゃんごーじゃんごー!(reprise)

 

予定通り(?)、予定外が起きました。笑

喉ぶっ壊れてもいいや、と思いながら歌った。

客席からもすげーでかい声が降ってきた。

考えるだけ考えたら、全部吹っ飛ばしていいんだよ、

って言われた気がした。結果、ただ最高だった。

 

 

 

 

 

以上、セットリスト順に書いてみました。

1曲ごとが結構ヘビー級でした。いやはや、大変!笑

 

それこそね、やりたい曲はいっぱいあったんですよ。

雪梅花も、Daysも、アンケートもスマイルカンパニーも。

じゃあ、またねとか、ボクとキミのヒビとか、

そういうのも。

色んなことを考えた末の、今回の選曲でした。

 

今回はショート版でやりたくなかった、ってのもあったな。

全てフル尺で、ストーリーを伝えきりたかった。

 

 

 

それから今回、来てくれる方へ向けて、

手書きのお手紙をプレゼントさせてもらいました。

短い手紙で、宛先は「あなたへ。」だけどね。

手で書いて、渡したかったんです。

 

何を書こうかな、って考えている時間は、

自分にとって、「愛」だったなあ、と思います。

 

 

 

ライブが終わるといつも、寂しい。

だけどここからまた、歩いていこう。

次はどんな景色を、みんなと一緒に見られるか、楽しみです。

 

ライブの感想とかも、また聞きたいなあ。

ライブというお手紙へのお返事、だからね。

 

返事はまたいつか、気が向いた時でいいよ。

 

 

 

写真提供:フォトスタジオAmuse、masayuki

 

 

 

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