アキレス腱断裂〜2ヶ月経過 | フォークシンガー「おだしょう」〜落ち葉拾いの小径で

フォークシンガー「おだしょう」〜落ち葉拾いの小径で

日々の暮らしのなかで、拾い集めた落ち葉に火を灯すように…歌っています。

左のアキレス腱を断裂して、二ヶ月経った。この間、ギブス固定がしばらく続いて、今は装具をつけて過ごしている。


先週からリハビリが始まったが、関節の拘縮と筋力低下が著明で、身体がたった2ヶ月間でここまで機能低下することに驚いている。


もちろんまだ当分の間は歩行には装具が必要だし、移動に難儀するから日常生活が制限されているのに変わりはない。


今現在、抱いている最大の苦痛は、趣味で続けてきた合気道の稽古ができないこと。そして、楽器の演奏が思うようにできないこと。





合気道はできないにしても、それでもライフワークとしている福祉施設や地域コミュニティでの演奏活動は、ご依頼いただく限りはお断りせずに続けている。


演奏会場には松葉杖で出向くわけだが、まずは私の姿をみて、皆さんから驚きと心配の声が上がる。


「ケガが足だけでまだ良かったですよ。上半身が大丈夫なら、楽器は弾けますもんね…。」


こんなお声がけも、たくさんいただく。


確かに上半身はケガをしていない。しかし、演奏活動に影響はしっかり出ているのだ。


まずはギターやキーボードの運搬が困難だが、会場に着いたら搬入を手伝ってもらうから、車に積み込んでしまえば、あとはどうにかなる。


問題なのは、演奏そのもの。


私が使うのは、ギターとピアノ。これ、両上肢が大丈夫だから、演奏に影響ないと思ったら大間違い。


ピアノは右足でペダルを踏むが、ケガしたのは左側なので、これはクリア。しかしいつも左足でリズムをとっていたから、それができなくなったし、体幹バランスを保つのがしんどくなる。


ギターも同様。立ちでの弾き語りができないし、椅子に座ったとしても、踏ん張れないから思い切った演奏ができない。


楽器というものは、体全体を使って奏でなければならないのだと実感する。


こんな状態でも、演奏をやめる気はない。不自由な中での演奏だから疲労度はかなり増しているが、出来ることは続けていくのだ。