次の日曜日に演武会があるので、それに向けての稽古をした。
合気道と楽器の演奏には、共通する要素がある。それは相手と呼吸を合わせて一つの形をつくるということ。
合気道には試合がない。そもそも開祖、植芝盛平翁が禁止しているのだ。
稽古はお互いに技をかける、受けるといった繰り返しが基本となる。
だから自分の強さを誇ったり、相手のことを考えなかったらその時点で稽古にならなくなる。
これをバンドの演奏に置き換えてみる。
一緒に演奏するメンバーのことを考えずにライブをやったらどうなるか。
想像に難くない。
僕が合気道を続けているのも、ここら辺りに理由があるのかもしれない。
音楽と合気道。
音楽仲間や演奏を聴いてくださる方、稽古の相手がいなければ、成り立たないことを好きでやってきた。
だからこれからも、感謝しながら生涯続ける。