ご主人は気さくな人で、僕もよく世間話をします。
今日は熊本の地震について、しばらく真剣に話し込みました。

仕事に影響があったかどうかを聞いたら、熊本は、い草の産地で、とくにご主人は八代から仕入れていたから、影響が大あり。
何でも、い草は一度乾燥させた後は、少しでも水に濡れたら使い物にならないのだそうです。
い草の倉庫の屋根が崩れていて、雨が少しでも降ったら、全てがパー。
さて、いろんな話をしたなかで、とても感銘を受けた話をひとつ、ご紹介します。
畳屋さんは、店同士の繋がりがとても強く、全国的なネットワークがあるのだそう。
ネットワークが力を発揮するのは、災害の時。
畳屋ネットワークは、今回のような大災害の時に、避難所に畳を届けるのだそうです。もちろん、無料で。
何故だか、分かりますよね。
冷たくて硬い床の上では、とてもじゃないがずっとは横になれません。体は痛くなるし、疲れが取れないし。
そんな避難所に、畳を届ける!
これは、避難している方からすれば、もの凄く嬉しいことだと思います。
東北大震災でも、届けたそうです。もちろん、広島の土砂災害でも。
自分の仕事が、被災された方々の助けになる。
とてもいい話を聞きました。