畳屋さんのボランティア | フォークシンガー「おだしょう」〜夕暮れ時は楽しそう♫

フォークシンガー「おだしょう」〜夕暮れ時は楽しそう♫

若い頃に戻りたいなんて、全然思いません。人生は夕暮れ時からが楽しい。
音楽を通じて、出会った素敵なエピソードを綴ります。

ウチの斜め向かいは、畳屋さん。

ご主人は気さくな人で、僕もよく世間話をします。

今日は熊本の地震について、しばらく真剣に話し込みました。




仕事に影響があったかどうかを聞いたら、熊本は、い草の産地で、とくにご主人は八代から仕入れていたから、影響が大あり。

何でも、い草は一度乾燥させた後は、少しでも水に濡れたら使い物にならないのだそうです。

い草の倉庫の屋根が崩れていて、雨が少しでも降ったら、全てがパー。


さて、いろんな話をしたなかで、とても感銘を受けた話をひとつ、ご紹介します。

畳屋さんは、店同士の繋がりがとても強く、全国的なネットワークがあるのだそう。

ネットワークが力を発揮するのは、災害の時。

畳屋ネットワークは、今回のような大災害の時に、避難所に畳を届けるのだそうです。もちろん、無料で。

何故だか、分かりますよね。

冷たくて硬い床の上では、とてもじゃないがずっとは横になれません。体は痛くなるし、疲れが取れないし。

そんな避難所に、畳を届ける!

これは、避難している方からすれば、もの凄く嬉しいことだと思います。

東北大震災でも、届けたそうです。もちろん、広島の土砂災害でも。

自分の仕事が、被災された方々の助けになる。

とてもいい話を聞きました。