花びらが散ったあとの、桜がとても冷たくされるように
誰にも心の片隅に、見せたくないものがあるようで
初めて「ささやかなこの人生」を聴いたとき、涙がでた。
歌詞に心を動かされた。
この歌詞は、人生そのものを突き詰めて、真面目に捉えて、作られていると思う。
これは想像上のことだけれど、正やんはきっとかなりしんどい思いをしながら、生きてきたのではないか。
でなければ、あんな歌詞は書けないだろう。
去年の今頃、僕は桜など見る気がしなかった。桜の花を楽しむ心の余裕がなかったし、それどころじゃなかった。
ささやかなこの人生
花びらが散ったあとの、桜

みんな、きっと気付いている。そして分かっている。
僕は、知らないふりをして生きるのは、とうにやめた。
そのほうが、楽に生きられる。