爺さんになっても! | フォークシンガー「おだしょう」〜夕暮れ時は楽しそう♫

フォークシンガー「おだしょう」〜夕暮れ時は楽しそう♫

若い頃に戻りたいなんて、全然思いません。人生は夕暮れ時からが楽しい。
音楽を通じて、出会った素敵なエピソードを綴ります。




老人集会所のサークル発表会に呼ばれ、高齢者の施策や情勢について少しばかり話をしてきました。


人の前でおを話させていただくということは、内容や構成によっては準備にとても時間がかかります。今回も例外ではなく、それなりに時間をかけて出かけました。



フラダンスや日舞、カラオケやコーラスの発表が続く中、場違い的な僕の持ち時間がありました。


取りあえず導入の笑いをとって、いつものように話を始めましたが、ほとんどの人が聞いていない!



会場は割りと熱気を帯びていて、出番が回ってくるのをそわそわして待つ人、それとは反対に出番が終わってほっとしている人、友人たちとの話に花を咲かせる人など、皆さんそれぞれの時間を過ごしていらっしゃいます。



これはこれで、とてもよいこと。



誰も聞いてくれないのは慣れっこなのですが、今回はそれに加え、進行役の方から大きな巻きが入りました。


そんなに話がつまらない?ならば呼ばないでほしい・・・。そう思ったのであります。仕方がないから、途中で無理やり話をやっつけるしかありませんでした。



会場を後にするとき、進行の方が謝りに来られ、こう言われました。


「せっかくのお話だったのに、どうもすみません。全体の時間が余ると思ってお願いしたのですけれど、思いのほかサークルの皆さん、熱演されましてね。時間が足りなくなってしまって・・・。」



「全体の時間が足りなくなったのですか?いやいや、それは素晴らしい!」


嫌味ではなく、正直にそうお返事をしました。



主役は発表サークルの皆さんですから、僕の時間を削っていただいても全く構いません。皆さんが元気になるなら、そのほうが俄然よいです。何故なら発表会は今ここで行われているのだし、やるなら今しかないのですから。



あと二十年、三十年後。


自分はどんな年寄りになっているのか、想像することがあります。けれど未来のことはどうなるか分かりませんし、存在しているかどうかも分かりません。


もし存在し得たとしたら、その時々で感じることを歌にして、語っていたいと思います。


その一方で、○×○×・・・のような爺さんになっているかもしれませんが。(※)



※ 年をとっても異性に関心のある人は、長生きだという統計があります。