大して困ったわけじゃないけど、とりあえず電話屋さんへ修理に出した
すると、代わりの電話機を貸してくれた
二週間後、代わりの電話機が壊れた
大して困ったわけじゃないけど、借り物だから電話屋さんに返した
すると、代わりの、そのまた代わりの電話機を貸してくれた
三週間後、代わりの、そのまた代わりの電話機が壊れた
大して困ったわけじゃないけど、二度目の借り物だから、すぐ電話屋さんに返した
もう、代わりの、そのまた代わりの、そのまた代わりの電話機は借りなかった

ケータイをいじるより、娘と話す時間が大切だ
実を言うと、代わりの電話機は借りたその日から画面が映らなくなったり、そのまた代わりの電話機は、借りた翌日にはインターネットが繋がらなくなって、FacebookやLINEも使えなくなった
でも、大して困らなかった
子どもたちと野球をやったりサッカーをしたり、娘にピアノを教わったり♪♭♯
こんな至福のひとときを、自分の場合SNSに投稿したいとは思わない
何だか勿体ない気がするから
「子どもたちと野球なう~」
「サッカーなう~」
時折見かけるこんな投稿は、どう解釈すればよいのだろう
意味がさっぱり分からない
○○なう~???
何ですか、その奇異な響き?
縄をなう…なら分かるけど
閑話休題
昨日、電話機を新しいものに替えた
たった四年使っただけの電話機なのに、それを捨てて新しいものに替えた
ところが使い方が分からず、とても困っている
ほんとに困ったなう~
○○なう~ってのは、こんな使い方でいいのか?
単に、困った「のう」とすればよいのではないか
結局このよく分からない響きの使い方が理解できずだが、分かろうとも思わない
分かったとしても、文章を書く者としては使えない
さて、携帯電話機が壊れても大して困らなかったのに、新しくした電話機の使い方がわからなくて「困っている」のは、どうしたものか