「どうにかなるさ」
オイラ、昔からずっとずっと、この曲にシビレとる
歌詞が最高にいい!
♪今夜の夜汽車で旅立つ俺だよ あてなどないけど どうにかなるさ
♪有り金はたいて切符を買ったよ これからどうしよう どうにかなるさ
♪見慣れた街の灯り 行くなと呼ぶ
♪けれども おんなじ暮らしに疲れて どこかへ行きたい どうにかなるさ

オイラが旅に出るときには、頭のなかでずっと「どうにかなるさ」が鳴り続けるほど、思い入れが強いんじゃな
小さな下宿でうごめいていた頃、どうしても旅に出たくて、人に言わせたら、いわゆる「失踪」したこともある
自分じゃ放浪の旅に出たつもりだったんじゃが…
そんなわけで
「どうにかなるさ」の歌詞そのままの物語が、若い頃のオイラにはあるんです
見知らぬ街で途方に暮れ、時にそれが異国の街だったこともあったし
仕事も長続きせんかったし
今じゃもう、とっくにおっさんになったが、どうにかなるさと思って旅に出る機会を…窺っとる
しかし「どうにかなるさ」と歌いながらの究極の旅は
お浄土への旅じゃろう
その日がいつかはやって来る
「そろそろ時間ですよ」
と後ろから肩を叩かれるんじゃが
そこへ還るまでは、ずっと歌っていたい