売れないフォークシンガー | フォークシンガー「おだしょう」〜夕暮れ時は楽しそう♫

フォークシンガー「おだしょう」〜夕暮れ時は楽しそう♫

若い頃に戻りたいなんて、全然思いません。人生は夕暮れ時からが楽しい。
音楽を通じて、出会った素敵なエピソードを綴ります。

映画「インサイド・ルーウィン・デイヴィス」を観に行った

舞台は1960年代ニューヨーク、フォークソングの黎明期に歌っていた、売れないフォークシンガーの物語



サクセスストーリーなんかじゃなくて、ずっと売れないまま

金なし…
家なし…
仕事なし…

これじゃ、救われない


デュオでやっていた頃の、スマッシュヒットの収入でどうにかやってきたが、もうダメだ


ルーウィンは歌う場所を求めて、あるプロデューサーの前で簡単なオーディションを受けた

プロデューサーは「ソロワークかい。君はヘタじゃないが…金の匂いがしないな。何なら、私が今進めているプロジェクトに入るかい?ヒゲをそって、もっと身ぎれいにすればいいぜ。ハモりはいけるか?それとも君は、元のデュオに戻ったほうがいいかもな」と言った

「ありがとう。じゃあそうするよ」と、ルーウィンは立ち去った

しかし元の相棒は、自殺していたのだ


結局売れないままなんだけれと、あくまで自分のスタイルを貫くルーウィンに、オイラはとても共感した

この作品、ライブのシーンがたくさん出てくるんだけれど、役者さんさんが自分でやっている

編集など全くなし。特に主演の役者のギターワークとヴォーカルが、ものすごくカッコいい!

これだけでも、観る価値は十分すぎる位にあるよ!