先週のこと
こぢんまりした、アコギのバーに出かけた
居合わせたお客さんが、昨今のアコギ系ミュージシャンを取り巻く音楽事情について、マスターと何やら話し込んでいる
そっと耳を傾けてみると…
「もうさ、一生懸命やっても、今じゃ明るい歌しか聴いてもらえないよ」
「反戦歌とか、社会に物申すって歌は全然ダメだね」
「だから、暗い歌は…etc.」
しかし思うに、世の中や身の周りの矛盾、自分自身の暗さにきちんと向き合わないと、明るさなんて見えて来ないだろう
だから、「暗い」と言われる歌は大いに結構だと思う
歌いたいんなら遠慮せずに、それをきちんと歌わなきゃならんのよ
これには反対意見も、当然にあると思う
「みんなくたびれてるんだから、暗い歌なんて聴きたくないよ」
「せめてステージの上だけはさ、夢見る空間を作って、気持ちよく歌を聴いてもらおうよ」
「ステージに生活感を持ち込まないほうが、ウケるよ」
実際に、こんなアドバイスを下さった方が何人かいるけれど、これはこれでよく理解できる
しかし、端っからオイラには出来んことだし、やろうとも思わんなあ
身の程を知っとるけんね
つまりは、ひねくれ者の矜持ですわい
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