馴染みの楽器屋に寄った帰り道
これまた馴染みの飲み屋に寄り道した
ほろ酔い加減で駅前を歩いていたら、一人旅らしき外国人の男に声をかけられた
何故か昔から僕は、よく人から道を訊ねられたり、観光客からカメラのシャッターを押してくれと頼まれたりする
だからこんな場面に、ちょくちょく出くわす
たぶん男は、平和公園はどこか?と聞いてくるのだろうと思って、待ち構えていると…
男の話す言葉が、さっぱり分からない
どこに行きたいのかと、下手な英語で聞き返しても通じない
ましてや、頼むから英語で話してくれ!と言っても、全然通じない
ん?通じないフリ?をしているだけなのかも…
だとしたらこの男!
まさか別の目的で声をかけてきたのか…(そっち系の目的かい?)
こりゃ、どうすりゃいいのか!
早く逃げなきゃ!と、その場を立ち去ろうとしたら、男に行く手を阻まれた
あぁ~(@_@)もうだめだ
と自分の運命を呪ったそのとき
男が観光案内図を僕の目の前に突き出して、MIYAJIMAと書かれた路線図を指差している
な~んだ!
アンタは宮島に行きたいんだな!
そう英語で話しても、やっぱり通じない
仕方がないから、男を宮島方面の電車乗り場に引っ張っていった
別れ際に、男がこう言いながら握手を求めてきた
「メルシー」…と
ん…?
なんじゃ…
アンタはフランス人かい
そりゃ、英語が通じんフランス人も、おるわい
そりゃそうだ、当たり前だ
最初は、僕の話す英語がへったくそだからと思っていたんだけどな
だけど、アメリカ人相手にも、こんな経験があるんだよな…
やっぱり、へったくそな英語なんだな
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