食事【食育】 | 戦国生TV~公式ブログ~

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年齢26歳 無職

今日の夕飯は「ご飯・焼き魚」でした。

 

ワシはこのご飯を食べて思った事があります。 格別に美味しかったのです。

 

食べ物は豪華であれば良いとか、たくさんあれば良いとかじゃないですね。

 

想像してみてください。 和室にシーンとした空間に ご飯、味噌汁、焼き魚 

これだけでご馳走に思いませんか? 100枚のステーキが並んでたら

それはご馳走だと思いますか?

 

食べきれない程の料理を食べてもどれが美味しいなんて本当の事は言えません「全て食べた訳ではないから」ですが、質素であっても綺麗に残さず美味いと食べれたならそれは本物ですよね。 更に残さず食べるという事と、残すとでは幸福感も有難みもまったく違ってきますよね。

 

人は日々、贅沢であると色んな事を忘れてしまいます。 

 

ワシはお酒は飲まないですが、最初の一杯が美味しいと聞いた事があります。

それと同じ様に慣れは人の感覚を麻痺させます。 

 

ただ逆に人は日々、ヒモジイと色んな事に追われてしまいます。 

 

どちらもバランスが大切です。 それを人は平凡とよびます。 質素とよびます。

 

平凡な日々であるが故に感謝出来、ありがたみが分かり、最高の幸せを感じる事が人は出来るのでしょう。 これは日本の心ではないでしょうか?

 

千利休は皆さんご存知でしょうか? こんな話があります。

 

千利休の庭には朝顔が咲き乱れて居ました。 それは大変美しかったと云う事で

噂を聞いた秀吉は「アサガオ見ながら茶を飲みたい」と言いました。 それを受けた千利休は庭のアサガオを全て切ってしまいます。

 

 

 

 

 

 

約束の日になりアサガオを見ながら茶を楽しみにしていた秀吉・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

秀吉は唖然としました。 庭にアサガオが無かったのです。

 

しかし、部屋に入るとそこには一輪のアサガオが床に在ったのです。 それを見て秀吉は

感心して褒めたたえたと云う話があります。

 

これは千利休の真骨頂侘寂「わびさび」の活用だったのです。

 

千利休は日本の和の精神を作った偉大な人物であると言われる事があります。 ワシが話した食べ物の質素な話 千利休の美の質素な話 豪華絢爛、日々贅沢をしていて、さらには派手を好んだと言われる秀吉がその利休の手法に感服したのですから、人の幸福、幸せとは考え深いものではないでしょうか?

 

今の貴方のそれは本当に不幸ですか? 本当にそれは幸せですか? 本当に美味しいですか? 本当に不味いですか?