原作:マイケル・クライトン、監督:バリー・レビンソン、主演:ダスティン・ホフマン・・・
ならば、そんなにおかしなことにはならないはずが、首を傾げながら観ることになった「スフィア」(1998年)
「誰にでも間違いはあるさ」なんて、台詞を心の中でつぶやいた今日この頃。
予想通り巨大な球体には、想像を現実にするパワーがあったという設定で・・・。
・・・
でも、愚かで未熟な僕ら人間は、想像力を(良い方向に正しく)使えない。
だから・・・このパワーは球体の(この力の)存在を忘れることに使おう。
という結論に至る3人。
これは、なかなかいい終着点だと思います。
これはね。
ただそこに至るまでの過程が、変なサイコスリラーみたいになっていて、まあそれが登場人物の想像の反映ということなんでしょうけど、どうにも煮え切らない感が残りました。
とは言え、海底に沈んでいる宇宙船を舞台にしなくても、この球体のような存在を題材に色んなシチュエーションで話が作れそうですね。
日常に近いシチュエーションで想像を現実化するパワーを悪用することで、人間の恐さが際立つ場合もあるかと。。。
そんなことを思いました。