掌返します・・・~「ウエストワールド」(1973年)感想①~ | レギンス・マリーのBecause it’s my life.

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今日は自転車店の仕事が忙しく、程好い疲労感に包まれながら・・・

 

「ウエストワールド」(脚本・監督:マイケル・クライトン)の続きを観ています。

 

まだ半分ぐらいしか観ていませんが…面白い!!!!!

 

いやー食わず嫌いとは正にこのこと、「ジュラシック・パーク」(1993年)で苦手意識を抱いていた(そして誤解していた)マイケル・クライトンがこんなに凄いとは~!!ためらいなく掌返します(笑)

 

小説家・SF作家であったクライトンの初監督作品がこの「ウエストワールド」なんですね~。

 

子供じみた偏見でクライトン作品に触れなかったことを後悔しています。

 

まず観よう。

 

ホント、これに尽きます。

 

他人を誤解したままだと自分が損をする・・・あああ!

 

と、やや錯乱気味の前置きから本題に入ります。

 

・・・マーティンは、友人のブレインと共に巨大テーマパーク「デロス」を訪れる。

 

そこは西部開拓時代・中世ヨーロッパ・帝政ローマ時代をそれぞれに再現した3つのエリアに分かれており、2人は西部開拓時代を再現した「ウエストワールド」を選択、ガンマンになり切ってその世界観を楽しむのだった。

 

テーマパークを運営する技術者達は、パーク内のロボットの不具合に気付き、運営を止めるよう進言するのだが、経営者はこれを退け・・・?というお話。

 

もう嫌な予感しかしないはずなんですが、展開が上手い!

 

まず冒頭、やけに画面が小さいなと思っていたら、これは「デロス」のCMで、この辺りの演出が心憎い。

 

そして面白いのが、最初は乗り気でないマーティン(ブレインと違ってマーティンは初めて「デロス」を利用する)が、このテーマパークにハマってどんどん高揚していくところ。

 

人間そっくりのロボットを西部劇ばりに撃っても構わないのだから、興奮してしまうのも無理はないかも・・・?

 

女性たちとのロマンスもある。

 

ユル・ブリンナー演じるガンマンロボットが酒場で挑発してくる。

 

面白い!

 

ブレインにけしかけられたマーティンは、ガンマンロボを撃つ。

 

血を流しながら倒れるガンマンロボ。

 

人間そっくりだが、相手はロボット。

 

気にすることはない。

 

それにしても凄いリアリティだ・・・夢中になるマーティン。

 

2人が娼館で楽しんでいる時、銃声が・・・どうやら銀行強盗らしい。

 

路上に転がる人間そっくりのロボット達。

 

闇に紛れて静かに回収されるロボット。

 

修理工場の場面が面白い。

 

アトラクションを構成する馬などの動物も全てロボット。

 

人間の客達は、本物そっくりに作られた世界で非日常を楽しむのだ。

 

客に与えられる銃は体温のあるものは撃てない。

 

だから誤射の心配はない。

 

人間の安全は保障されている。

 

西部劇さながらの場面とテーマパーク運営の裏側を交互に見せる構成が、見事。

 

朝、髭を剃ろうとするブレインを、修理されたブリンナーガンマン(仮)が急襲・・・!?

 

と思いきや、ノリノリのマーティンがこれを撃退!!

 

「法律が変わった」という保安官にマーティンが牢に入れられてしまい・・・?

 

ブリンナーガンマン(仮)急襲で、ブレインがやられてしまうのか?と思わせておいて、予想を裏切る見事な展開。

 

続きは明日書きます。

 

では。