困難を乗り越えるのには
一体何が必要なんでしょうか?
小田真嘉です。
誰だって
投げ出したくなるような
危機的状況が
人生に一度は経験するとは思うけど
この3人にほど
絶体絶命の危機的状況を
経験した人は少ないでしょう。
それは・・・
1970年4月
月へ向けて打ち上げられたアポロ13号
そこに乗り込んだ3人の宇宙飛行士。
アポロ13号は地球を離れた直後に
爆発事故が発生。
計画を遂行するどころか
電気や酸素の確保などの
生命の維持すら困難な状態。
その絶望的な状況の中
ヒューストン管制センターでは
3人の乗組員を無事地球に帰すため
必死の救出作戦が展開される。
そんな実話を描いたのが映画『 アポロ13 』なんです。
実は
この映画なんですけど
高校2年生の時に
修学旅行先のカナダのホテルで
始めて見たんです。
当時はすっごくつまらないなぁと思い
途中で見るのをやめちゃったんです・・・。
でも
見直してみると
とっても多くの気づきと感動がありました。
その中でも一番大きかったのは
「危機的状況にどう立ち向かうのか」
ということです。
アポロ13号の事故は
NASAの歴史上最大の事故
NASAの地上部隊は
直接手を差し伸べることができない状況で
無線だけを頼りに
3人の帰還をサポートするわけです。
しかし
調べれば調べるほど
考えれば考えるほど
あまりにも事態の深刻さに
誰もが絶対に不可能だと頭を抱えます。
ヒューストン管制センターでは
暗く重い空気が流れる中
スタッフの一人が
「NASAが迎えた最大の危機だ!」
とつぶやくんです。
すると
飛行実施責任者のジーンが
彼に次のように言い返すんです。
「言葉を返すようだが栄光の時だ」
その後
スタッフが一丸となり
次々に困難を乗り越えんて行くんです。
45分の作業のためだけに設計させた電池を
6時間ほど延命させる方法を考えたり
船内の二酸化炭素を除去する装置を
有り余りの物で即席で作ったりするわけです。
そして最後には
悲劇を輝かしい勝利へと変えちゃうんです。
映画はこれで終わるのですが
DVDの特典映像の中に
トムハンクスが演じていたジム本人の
スピーチが収録されているんです。
その一部をご紹介します。
「 長年テスト飛行訓練を
積み重ねているから
危機には慣れている
危機とは予測するものではなく
乗り越えるものだから
(中略)
私たちは国のために使命を担い
国は私たちが誇るべき歴史を担っている
我々の時代は
技術と科学がめざましく発展しする一方で
ますます個人の人間性が大切になってくる
どんな危機にあろうとも
諦めずに力の限りを尽くせば
乗り越えられるのだから
困難は人間性を育てる
遠い宇宙の彼方で未知の危険に
直面しながらも恐怖心と戦い
冷静かつ大胆に行動した
その英雄的行為は
全ての人のよきお手本となるだろう
奇跡の帰還は人間の精神の勝利
人間が本来持っている優れた力のなせる業だ
機械は故障するけれども
人間の持つ優れた力は
機械を越えるのだから・・・ 」
大切なのは
その困難に対して
どう考えて
どう立ち向かうのか
危機(ピンチ)だと思うのか
機会(チャンス)だと思うのか
困難を
機会だと思い
臨む姿勢が変わったとき
人間性が磨かれ
最新の科学よりも遥かに凌駕する力を発揮する
振り向いてみると
困難だと思っていた事が
遥か向こうに見え
そこには栄光の道がずっと続いている。
もちろんあなたの後ろにも
数々の栄光の道がたくさんあると思います。
前向きに進んでいる
あなただからこそ
人よりも困難は大きく
数も多いと思います。
これからの
あなたに訪れる困難は
栄光の道を作るためのものであり
多くの人に
勇気と希望と夢を与えるでしょう。
たくさんの人が
あなたのあとを追って
その道を通って行くのだから・・・。
小田真嘉
アポロ13号
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幸せと豊かさに包まれ
その光の波が世界の果てまで広がることを
心から祈っています。
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