北朝鮮の朝鮮中央通信は1日、国防科学院が10月31日に「超大型多連装ロケット」の連射実験を行ったと報じた。「戦闘的性能と実戦能力の完璧性が実証された」と言及。
朝鮮中央通信は「奇襲攻撃で敵の集団目標や指定された目標区域を強力に焦土化できるようになった」と主張。「敵の威嚇的な全ての動きを抑止し、除去するための核心兵器となるだろう」と強調した。報告を受けた金正恩氏は満足の意を示した。朝鮮労働党機関紙の労働新聞は、移動式発射台を使った発射場面の写真を掲載した。
▲北朝鮮が10月31日に発射した「超大型多連装ロケット砲」=朝鮮中央通信
それに対し韓国のチョン国家安全室長は、この日国会で開かれた国会運営委員会の国政監査で、「北朝鮮が開発しているミサイル能力は、私たちの安全保障に大きな脅威になるとは考えていない」と述べた。そうです。
この多連装ロケットは、射程から韓国用なのだが・・・?韓国は不思議な国です。
12/1追加
北朝鮮の朝鮮中央通信は29日、金正恩(キム・ジョンウン)委員長が28日に「超大型多連装ロケット砲」の発射実験を視察したと報じた。
▼28日夕、東部の咸鏡南道連浦から飛翔体2発(高度97km飛距離380km)を発射した。
▲但し朝鮮が統一されると九州北部・山陰は、厄介なことに成る。
超大型多連装ロケット(KN-25)は、今までに
8月24日:2発発射、飛距離約380km、高度97km、マッハ6.5
9月10日:3発発射、飛距離約330km、高度50~60km、マッハ6.5
10月31日:2発発射、飛距離約370km、高度90km、マッハ**
11月28日:2発発射、飛距離約380km、高度97km、マッハ**
の3回(11/28日で4回)発射実験をしている。(飛距離等は韓国発表を採用している)
尚、9月10日の実験では1発が内陸に落下して失敗したとの見方もあった。
発射日時は、何か意味があるのか?
8/24は日本で、9/10は米国、10/31は韓国。
▲8/24労働新聞の写真より検証 直径は600mm全長は7.5m程度と思われる。
翼付きの大型多連装ロケットは、西側では弾道弾で仕分けしている様です。
飛翔体と言っている韓国のK-MLRS「天舞」(K239 Chunmoo MLRS)も、翼付きはミサイルに分類している。
Hanwha Defense K239 Chunmoo MLRS Promotional Video
北朝鮮の超大型多連装ロケットは中国にもロシアにも米国にもありません。
何故? こんな大きなものを独自に開発したのか?
核搭載しか考えられない。
径が600mm有ると先日開発したばかりの水爆が実装できるのではないでしょうか?
KN-08の先端はΦ600mmである、ここに核が搭載出来るなら可能となる。
コストは、ミサイルよりロケットは遙に安い。
北朝鮮の技術力では、短距離ミサイルを大量に持つことは出来ないと思いますので、良い選択ではないでしょうか。(米軍でも短時間に数を打たれると対応できない?)
金正恩は、中々賢いですね?
いつの間にか小型核弾頭も、短距離から長距離ミサイルまで全て揃えてしまった。
多連装ロケットも、主力はKN-9の300mmとモザイクが掛かった400mmでほぼ韓国の重要施設は狙うことが出来る。
専門家たちの分析
北朝鮮が開発した超大型放射砲は既存の放射砲を改良して、速度と射程距離を弾道ミサイル級に高めた新型武器だ。軍事境界線はもちろん、内陸基地でも韓国全域を奇襲攻撃できる脅威的な攻撃手段になることがある。
しかし、私には核を搭載するために開発したとしか思えない。
後は、新型潜水艦が完成すれば完了ですか・・・。
北朝鮮には、弱者の武器である小型ドローンが、何年も前から韓国領内を偵察していました。
このドローンは、サウジアラビアの石油施設を攻撃した物とほとんど変わりません。
レーダーに引っかからないのは実証済みです。
戦争の仕方が、精密誘導兵器が安価に出来るように成った為ゲームチェンジしてしまった。
旧来の兵器では対応できず、たとえ出来たとしてもコストが合わない。
レールガンかレーザー兵器が実用に成るまで、当分この状況が続くだろう。
日本は、今後特亜3国の核の脅威に対応しなくては成らない。
早急に、新しい兵器体系を構築する必要がある。
以上です。
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