7. YJ 12超音速対艦巡航ミサイル(ASCM)CM-302 / CM-400AKG
この機種は、ロシアKh-31Pの射程を伸ばした改良型と思われる。中国は、米日が仮想敵国なのでロシアから導入(Kh-31PをYJ-91として開発)後、その物より足の長いミサイルを開発している。
戦艦や航空機が米日より遅れていたため。米日の射程外から戦艦や早期警戒管制機などを攻撃し無力化する戦略をとっているため長射程化を行った。
中国の海軍力、航空戦力が向上したため、米国も日本もミサイルの射程を伸ばさないと圧倒される状況に成りつつある。中国は配備数が半端なく多い。
特に我が国は、専守防衛で攻撃兵器を持てません(持てないと思っている)その為迎撃ミサイルを高精度にしなくてはならないため非常に高価です。
防錆予算が少ないのと高価格な為配備数が中国と比べ話に成らないほど少ないのです。
開戦後1週間は、自力で守らなくては成りませんが、果たして第一波を防げたとして第二波以降玉が有るのだろうか?はなはだ疑問です。
YJ-12は、中国がH-6K中距離戦略爆撃機とJH-7B戦闘機爆撃機に搭載する、空中発射の対艦巡航ミサイル(ASCM)である。YJ-12は約400kmの射程を持ち、速度はマッハ3まで達することができ、空中回避戦闘も行うことができます。
下の写真から艦船からの発射タイプもあるようです。
人民解放軍海軍(PLAN)YJ-12A艦船タイプは、ロッケトブースタが付いている。
このミサイルは、ロシアのKh-31を射程を延ばした改良型と思われる。
又、輸出用のCM-302は航空、陸上、海上のプラットフォームから発射され、陸上攻撃に使用される。
YJ 12 の開発はCASIC(中國航天科工集團公司)によって、 90 年代に始まり2000年に本格プロジェクトがスタート、2005年に生産が始まった。YJ-12(鷹撃 12)は、液体燃料ラムジェット(コンバインドブースタと燃焼室付)が装備されています。速度は、低高度から発射された場合はマッハ2付近、高高度から発射された場合はマッハ3.2までです。射程は、初期型:300km、改良型:400km、最新型:500km(距離は発進高度によって異なる)、終末攻撃高度は15メートルです。
全長は約6,3メートルで、直径は最大0.756メートル以下である。
直径は諸説あるが、写真から胴体部分は0.4m以下で、空気取り入れ口や翼まで含めた寸法を表していると思われる。
YJ-12超音速ミサイルを搭載したH-6G戦略爆撃機
YJ-12超音速ミサイルを搭載したJH-7B戦闘機爆撃機
YJ-12対艦ミサイル
概要
タイプ: 対艦ミサイル
配備: 2009年
設計生産: 601、611航空宇宙第3研究所&海軍研究所
テクニカルデータ
長さ: 6.3m(ブースター付き:7m)
直径: 0.36-0.6m
積載重量: 2-2.5トン[1]
エンジン: 固体ロケット統合型ラムジェットエンジン
最高速度: マッハ 1.5 (低高度クルーズ)/マッハ3(エンドアタック)
有効範囲: 150-300 km(低空弾道)
300-500 km(航空弾道)
巡航高度: 約12-15メートル
制御方法: 複合ガイダンス、GPS&北斗衛星航法+終末アクティブレーダ&赤外ホーミングシステム
弾頭: 500 kg [1]
搭載形態: 船、陸、空発射のマルチプラットフォーム
ラムジェット
構造は、ほぼロケット 酸化剤を積まず空気を取り込んで燃焼させる。
最近の物は、空洞部分に固体ロケット燃料を詰め最初はそのロケットを使い
次にラムジェットを使うように成って来ている。
海軍用
以上です。
日本は周辺国の兵器に対応した独自兵器を開発して対応する必要が有ります。
米国兵器では、日本が必要とする性能が不十分に成って来ています。
大学や研究機関が軍事研究をしないとか言っている場合では有りません。
兵器(武器)は使う人によってなんでも兵器になります。禁止はナンセンスです。
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