アメーバなう に、年末の感じがしないと一言書いたら、
結構皆さんそう感じてるようで…

じゃあ、一体なんでなんだろう?と考えてしまいました。

ご存知のとおり僕は役者なんて仕事をやってるので、
土日や盆休み、ゴールデンウイークなどという、
いわゆる定職についてる皆さんにはありがたいお休みの感覚も
今はあまりありません。

逆にいうと仕事がなければ、ずうっと休みみたいなものなので、
意外と不安定な生活になりがちです。
それが原因で年末~年明けの感覚がなくなってるのもあるとは思いますが、
なんかそれだけではないような…

じゃあなんなんだ?

自分の過去にアクセスしてみるとヒントがあるかな?


ピロリロリン!(回想の音です)

ご存知の方々もおられると思いますが、
僕は23歳~28歳まで東北は宮城県の仙台でサラリーマンをやってました。
某家電メーカーの営業マンだったのですが、
その頃は「仕事納め」とか、「年末の得意先回り」、「年始の挨拶回り」、
「お歳暮」に「年賀状」と年末年始は色々と行事が目白押しで
ほっといても正月気分にさせられてました。

東北という土地柄的にも季節の中で、
雪が降る「冬」は一番印象的で、正月はなんか特別というか…
地方はまだまだ東京とは違って、街全体に正月は正月の匂いがするというか…

やべ、なんかすげぇ懐かしい気分になってきた。


よし、もっと過去にアクセスしよう!


ピロリロリン!(再び回想の音です)


僕がまだ子供だった頃、
今みたいにまだこんなに巨人じゃなかった頃の正月は…


うーんと…


そうだ!!

クリスマスが終わって、冬休みになり、
しばらくすると町中の店が年明けの三が日過ぎ、
4日や5日くらいまで完全に休みになって閉まってました。
ほんとに町中が静まりかえる感じだったなぁ。
だから年末は食料を正月の蓄え用に買いしめてた記憶があります。
コンビニなんて当然なかった時代だから、
蓄えがないとマジで後からは買えない!

今思えばものすごく不便だったけど、当時はそれが当たり前だった。
当然プレステやDSなんかなかったから年末の娯楽はもっぱらテレビ!
こたつでダンボール買いした冬場の必須アイテム「みかん」を食べながら、
「紅白歌合戦」で百恵ちゃんやピンクレディ見て、
「ゆく年来る年」が始まる頃には「年越しそば」食べて、
朝になったら「初詣」に行く。
とってもアナログだったけど年末年始の家族行事として
なんかすんげぇ楽しかったなぁ。

で、年明けの初売りで一気に街中活気づく!みたいな。
わくわくするもんね子供は、お年玉で何か買ってもらえるって。

やべ、なんかまたまたすげぇ懐かしい気分になってきた。


よし、現在に戻ろう!


テンテロリン!(回想明けの音です)


いやー、すんません僕の過去への旅に皆さんを付き合わせてしまいました。

さてさて本題に…

結論!

僕が正月気分を感じなくなったのは、まず、
僕の仕事があまり季節柄と関係ないこと!
そして一番の原因は、世の中が便利になりすぎてること!

かな。

はぁー、今年は少しアナログな正月にしてみるかなぁ。
まずはダンボールで愛媛みかん買って、正月飾りとミニ門松を玄関に。

皆さんもお正月を新鮮な気持ちでエンジョイして下さいね。


長文だなこりゃ。

小田井涼平 RifeStyle