こんばんは
『出産ってどんな感じなの!?part3』です
この記事、反響が大きくて色んな方から、
「続きが早く聞きたい!」と嬉しいお言葉も頂きました。ありがとう!
なかなかまとまった時間が取れなくて、少しずつ書いては保存、書いては保存を繰り返す毎日です。
赤ちゃんがスヤスヤ寝てくれている間に
「今だっ!!」と更新
更新頻度は落ちてしまうけど、
一記事一記事、心を込めて書くので
お付き合いしてもらえたら嬉しいです
それにしても毎日凄い角度で寝てるよ(笑)
さて!
前回のつづき!
段々強くなる痛みと共に、車椅子をひいてもらいながら分娩室に到着!
耐久レースが始まりました!
ベッドにあがった瞬間また痛みが!
うっ………!!。。
ベッドの手すりを血管が浮き出る位握り、
痛みを耐えます。
この時力を入れると赤ちゃんに酸素が行かないので、痛みを逃すように、
ふー、ふー、ふー
と息を大きく吐いて、深呼吸します。
この痛み、
例えるのが難しいんだけど、
鉄製の強いハンマーで巨人に
ドーーーーン!
と腰を砕かれている感じ。
だるま落としみたいな!!
そして痛みのピークを越え少し経つと、痛みがひき、じわ~と汗が全身を駆け巡っているのがわかります。
「はぁぅ、、痛がっだー」
とわたし。
陣痛というのは、ずっと痛みが続くわけではなく、波のように痛みが来てはひいて、来てはひいて、の繰り返し。その痛みが産まれるまで、どんどん強くなっていきます。
看護師さんが、
「長期戦になるから、痛みがひいているうちに
何か口に入れられるなら入れた方がいいよ
(もう慣れてるから、にっこり)」
と余裕な感じで教えてくれたので、
「え~…今物を食べられる気がしないです……」と思いながらも出産は体力勝負!!と
心を決め、はぁはぁ言いながら、
おかかおにぎりを食べていました。
…とその時、
うっ。
キタキタキタキターーー!!!!
痛い痛い痛い痛いー泣
腰が砕ける!!
食べかけのおかかおにぎりを旦那さんに渡し、
ベッドの手すりを握力最大限で握り、
ふーふーふーふー。。
段々と意識が薄れていくので、あまり覚えていないのですが、
あとから聞いたらずっと、
「キーちゃん一緒に頑張ろうね」
「キーちゃんも痛いよね、ごめんね」
「キーちゃん、キーちゃん…」
と蚊のなくような声でずっとつぶやいていたそうです。
(※キーちゃんとは赤ちゃんのあだ名)
そう、出産で一番苦しいのは赤ちゃん。
ぬくぬくして居心地のよかったお母さんの羊水の中から、細くて暗い初めての道を1人で渡ってくるんだもんね。
だから私も意識が薄れていく中で必死に
まだ見ぬ我が子を呼んで安心させていたんだと思います。
そこからも、どんどん強くなる陣痛を
身体をよじりながら戦っている中、旦那さんもずっと一緒に戦ってくれていました。
それはまるでマラソンのコーチみたいに!!
私の陣痛に合わせ、
「加奈ちゃん、頑張ってるよ!!」
「はい、水分補給のオーエスワン!」
「汗かくから辛くても水分とりな!」
「はい!腰さするよ!」
「はい!おかかおにぎり!」
「はい、もうすぐ陣痛来るから準備!」
と、まるでベテランコーチみたいに(笑)
あまりにもテキパキしているので、
周りにいる助産師さんが
「あれ、二人目ですか?」と言ってました。
(いや、1人目だけど、、、
え、まさか隠し子!?)(笑)
どうやら本で沢山勉強してシミュレーションを
していたみたいです。
そんな陣痛が約5時間続いたとき、
「お母さん!子宮口8センチ開いてきたから
いよいよ分娩台移るよ!」と先生。
いよいよ産む準備開始です!!
ラストへ続く!!