寒い季節は温かい飲みものが恋しくなります。でも毎日紅茶やコーヒーだけでは飽きてしまうもの。
そこで今回は、いつものコーヒーや紅茶にひと振りするだけで、まるでカフェメニューのような味わいに変化する、秋冬におススメのスパイスをインナービューティー料理研究家の筆者がご紹介します。おしゃれでおいしいだけではなく、美容面でもおススメです!
紅茶やコーヒーをおいしくアレンジ!おススメのスパイスたち
アッサム・ダージリンなど、いつもの紅茶にスパイスをちょっとプラスするだけで、エキゾチックで華やかな風味が広がります。
スパイスの個性あふれる香りを楽しみながらリフレッシュできるのはもちろん、スパイス達には美肌作りや冷え予防に嬉しい栄養もギュッと詰まっているのです。手軽なパウダータイプを常備しておくととても重宝します。
ジンジャーパウダー
辛み成分の「ジンゲロン」や「ショウガオール」が芯から体を温めてくれる「ジンジャー」は秋冬の冷え予防に特におすすめのスパイス。
ジンジャーは加熱することで辛味が減って甘味が増します。消化をサポートする働きもあるので、胃腸の調子が悪い時にもおススメです。ミルクティーはもちろん、レモンティーにもよく合います。
シナモン
「最古のスパイス」のひとつともいわれるシナモンは、エキゾチックな香りが特徴的。濃い目に入れたアッサムミルクティーに加えれば、チャイのような風味に。アップルティーとの相性も◎。
シナモンには毛細血管を広げる働きがあるので、冷え予防や血色の良いお肌作りにおススメです。抗菌作用や解毒作用も期待されています。
シナモンスティックで紅茶を混ぜると、おうちでもカフェ気分を味わえます。
カルダモン
「スパイスの女王」とも呼ばれる「カルダモン」は、独特の爽やかな香りが特徴。主に消化器官の働きをサポートする効果が期待されています。食後の口臭予防にもおススメ。
カルダモンの香りは、紅茶はもちろんコーヒーにも意外とよく合います。パウダータイプが手軽で◎。ホールタイプを使う場合は、必ず殻を割って中に入っている実も使いましょう。(種部分が特に香りが強いため)
クローブ
「丁香」という名前で漢方にも使用されている「クローブ」は、昔からその強い抗菌作用や鎮痛作用で親しまれてきました。
クローブに含まれる「オイゲノール」には細胞老化を防ぐ抗酸化作用が高く、美肌作りやアンチエイジングにもおススメ。
オレンジピールと一緒に紅茶に入れると飲みやすくなります。
お菓子作りやお料理によく使われるスパイスたち。寒い季節はぜひ、紅茶やコーヒーに加えて楽しんでみてはいかがでしょう?
ライタープロフィール
インナービューティー研究家/フードコーディネーター・國塩 亜矢子
「インナービューティー」を軸とした料理教室、コラム執筆・レシピ開発等を通じ、女性のライフステージごとに関わる「食×美」の大切さを幅広く発信中。二児の母。著書「決定版!節約冷凍レシピ」(宝島社・共著)
【保有資格】
ベジフルビューティーアドバイザー/女子栄養大学認定食生活指導士1級