応援してくださっているファンの皆様へ。




私、小田桐奈々は10月10日の『輝夜に願いを』シングルリリース、そしてその関連のイベントの終了とともに、放課後プリンセスを卒業します。




このことを本日のソフマップさんでの『輝夜に願いを』リリースイベントの中で発表させていただきました。
ソフマップさんで直接お伝えしたことを、今日来られなかった皆さんにもお伝えさせてください。



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アイドルをステップに女優さんへ、マルチタレントへ…。そういった目標は私にはなく、ただただアイドルとして皆を笑顔にしたい、大きなステージでたくさんのお客さんの前で歌って踊ることを夢見て日々活動してきました。それは私にとってどんなことよりも幸せで、放課後プリンセスを辞めたいと思ったことや、もはや放課後プリンセスの小田桐奈々以外の自分を想像できないくらいには、私の生きがいでした。


そんな私の中で『自分のいる放課後プリンセス』はもう階段を登りきったのかもしれない……という気持ちが芽生えてきました。大好きな仲間と、ファンの皆さんと過ごせる日々をまだ終えたくない気持ちとの葛藤が始まりつつも日々その気持ちは少しずつ大きくなり、私は放課後プリンセスとして自分ができることはやりきったのだということを自覚しました。


放課後プリンセスがプリンセスシリーズの楽曲を歌い始めてからは、シングルごとにそのときそのときのシーズンに合わせた曲だったり、自分たちの気持ちに寄り添った曲をつくってきましたが今作の『輝夜に願いを』は月に帰っていくかぐや姫がテーマの楽曲で、自分のプリンセスストーリーの幕引きとしてもぴったりだと思いました。


その後しばらくは事務所との契約もありますが、
他にしたいことができての卒業ではないので、今後のことはずっと進み続けてきた歩みを緩めて、一人の女性として自分と向き合って考えて行きたいと思っています。


放課後プリンセスの初期メンバーとしてCDデビューしてからは7年、グループの立ち上げからだと約8年。
最初から掲げていた『武道館に立つ』という目標を叶える姿、その景色は私がファンの皆さんに見せたかったもので、それを叶えられないまま卒業してしまうのは心残りではあります。
しかし今後を託すことできる頼もしい後輩もできました。放課後プリンセスに私がいなかった時代がなかったからこそ、私が卒業したあとの放課後プリンセスなら、これまでファンの皆さんに見せることができなかった新しい景色を見せてくれるのではないかと希望を持っています!


これまでにたくさんのメンバーを送り出してきて、この発表がどれだけ寂しいことか私自身痛いほどわかっているのに、このような思いをいよいよ自分のファンの皆さんにさせてしまうことは本当に心苦しいです。

ひまりやまゆみの卒業もあったばかりですが、この卒業を決めてからは一つ一つのイベントが二人にとってだけではなく、自分にとっても最後になっていくことを感じながら過ごしてきました。
残り約2ヶ月、一層大切に、自分自身も楽しみながら、ファンの皆さんのことをいっぱい笑顔にしたいです。


10月8日に行われるゼップダイバーシティでのワンマンライブは私にとって最後のワンマンライブ。叶えられなかった武道館の分まで全力で臨みます。私のアイドルとしての集大成、見届けていただけたら嬉しいです。


そして、私が卒業したその先も放課後プリンセスの音楽が皆さんの心で生き続けてくれるよう最後の瞬間まで一生懸命歌っていきますので、どうか皆さん応援よろしくお願いします。


2018年8月20日
小田桐奈々

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先日メンバーの城崎ひまりと小島まゆみが放課後プリンセスから卒業していきました。
特典会では『ななにゃんはずっと辞めないでね』と、そう言ってもらうこともありました。
自分が卒業を控えていることは言えず、心が痛い毎日でした、ファンの皆さんやメンバーたちにも、またこの思いをさせてしまうことを、心から申し訳なく思っています。
本当にごめんね…。






7年間放課後プリンセスとして活動していく中で、大きなステージに進んでいくことは決して簡単なことではないことがよくわかりました。
応援してくれている皆さんには武道館に立つ私の姿を見せたい!と本気で思っていたし、もっともっとたくさんのところへ連れて行ってあげたかったな。

武道館に連れて行ってあげられなくてごめんね、と今日の特典会でもファンの方に言ってもらったけれど、それは私の台詞なんだ。
皆さんにはそんな風に思わないでほしいよ!





初期から応援してくださっている皆さんはいろいろな時代を見守ってきてくれたと思いますが、きっと多くのアイドルさんが経験していないであろう紆余曲折を乗り越えて、様々な変化を重ね、いまの放課後プリンセスがあります。


結成当時は50人くらいしか入れない会場で公演をしていたり(しかもたまに冷房が壊れて真夏の狭い地下でライブをしていた!笑)、とっても小さなところから始まった放課後プリンセス。それが数年後にユニバーサルミュージックからメジャーデビューすることになる、とか、ZeppDiverCityでワンマンライブができるようになるとか、当時は想像つかなかったと思います。


実現できたこともたくさんたくさんあるんだよ。
そんな放課後プリンセスのリーダーとして過ごせたこと、そこまで成長できたこと、自分を誇らしく思ってもいいよね …!





私が卒業したあとは、放課後プリンセスと放プリユース全体を舞花が監督してくれます!
そして新しくささらちゃんがリーダーになります!



とても心強い二人です。
でも強くないところも知っています。


残されたメンバーの大変さ、辛さは私も誰より理解しているつもりだからこそ、ファンの皆さんには残って頑張るメンバーの側に、寄り添っていただけると嬉しいです………
私もリーダーとしてできること、最後まで精一杯やり切ります。



10月8日のワンマンライブは、色々な会場の候補の中で、どうしてもZepp DiverCityでやりたいと頼みました。2年前のワンマンライブを超える景色を今の放課後プリンセスで作りたいからです。ファンの皆さんがいてくれて、その景色が作れるんだ…だから、どうか一人でも多くの方に来てほしいです。


他にもワニブックスさんからも今の私がたっぷり詰まったラスト写真集『ナナイロ』も8月25日に発売することが決まっていて、アイドルとして生きたことをこうして形として残せることもとても幸せに思います。


全部、全部、放プリや小田桐奈々のことを好きでいてくれるファンの皆さんのおかげ。本当に本当にありがとう。どんな感謝の言葉でも言い表せません。







そして私にとってラストシングルである『輝夜に願いを』。
テーマはかぐや姫です。


なよ竹の中の小さく名もなかった私を、あなたが見つけてくれたから、応援してくれる皆さんが育ててくれたから、いまこの場所にいます。

この幸せなひとときは月に帰るまでの限りあるものだということ…儚いからこそ、より美しく、大切に感じられるのかもしれません。


残り約二ヶ月。

ステージライトという月の光を浴びながら、
この最後の物語を全力で届けます。
どうか、受け取りにきてください。





小田桐奈々

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