私は中絶という決断を、親にも内緒で一人で決めた。


数日後に入院すると、同じように中絶手術を受けるもう一人の女性と同室だった。
病院の先生や看護婦さん達はとても優しく、『今度来るときは出産で来なさいね』と言ってくれた。二人で手術の説明を受け、夜を迎えた。

ベッドに横になると、隣の女性が話しかけてきた。
その人は二度目の中絶らしく、A/V女優も経験したことなど身の上話をして、泣き始めてしまった。
私には心配してくれるRがいるけど、その人は孤独っぽかった。

私のお腹の中にいる小さな命との最後の夜だと思うと、私も涙が止まらなかった。ごめんねごめんねと、何度も謝った。


手術は全身麻酔をされ、目がさめると何もかも終わって、すぐに退院し、Rが迎えに来ていたので一緒に帰った。


お腹の赤ちゃんには申し訳ないくらいに、私はほとんど何の痛みもなく手術は無事に終わった。
しばらくして生理も来て、元の体に戻った。

私は人殺しだと時々自分を責めてしまう。

Rは、天国の赤ちゃんに生まれ変わってもらって、また戻ってきてもらおうねと言っている。
当時赤ちゃんやベビー用品を見るとつらかったけど、5、6年位経ってやっと普通に見れるようになった。


手術から何ヶ月かお互いエチをする気にもならなかったけど、徐々にまた元の性/生活に戻っていった.。


それから一年位して、また相変わらずのRとの不満足なエチに私はだんだん悩み始た。

私は気持ち良くもないのにRの一方的な快感を得るためにエチして、私は中絶で心身傷ついただけ。一生快感を得られないままRと結婚して終わるのか…


Rは満足していたようだが、私は悩んでいたので、思い切って性/生活に満足していないことを打ち明けた。
言い方には気をつけたつもりだったけど、やはりプライドを傷つけてしまったらしくRは気分を害してしまった。
当時流行った、女性を悦ばせる方法を書いた本をあげたりもしたが、Rは自信を失うばかりですねてしまってうまくいかなかった。


でも多少は頑張ろうという気にもなって、『今日こそはイ/かせるぞ』なんて言ってはいても、結局中学生みたいなエチと私は表現してるけど、つまり、前/戯もそこそこで興奮して我慢しきれず挿入という感じで、終わってからRは『ごめんね』と苦笑いしていた。
Rはク/リちゃんの場所すらわかっていない、ある意味永遠の初エチ体験しているような状態だった。
だから私がイ/クなんて有り得なかった。


その頃、私はあるアルバイトを始めた。今思うと、そのアルバイトは私の人生を変えるような経験だった。